艦これはシミュレーションウォーゲームにあらず??

K02

タイトルは半分だけ的を射ています。

艦これは確かにゲームのジャンルとしてはシミュレーションウォーゲームなのですが、その中でも戦闘以外のある部分がとても比重の重い作りになっています。

今回はその部分について、少し詳しく説明します。

・兵站運営ゲーム

艦これのゲームの半分の正体はこれです。

兵站運営ゲーム、とでも呼んだ方がいいもの。兵站は、言い換えると資源、でいいかもしれません。

艦これはWW2の時の日本をモチーフとして使っているせいもあってか、ゲームを遊んでいくときの資源に非常に厳しい設定になっています。特に序盤では、資源が足りなくてまともに出撃するのも難しいですし、艦船自体や船に積む装備の開発も難しいバランスになっています。

これが、序盤だけではなく、歴戦の「提督」たちにとってもずっと同じような状況が続いていきます。

・任務の報酬と遠征がとても重要

ゲームの中で設定される任務(クエスト)を消化すると、ある程度の量の資源をもらえます。また、駆逐艦などの小型の船で艦隊を組んで、遠征に出すことで資源を取ってくることも出来ます。

一応、資源は時間が経過すると少しずつ自然回復もするのですが、その回復量がかなり限られているのと、自然回復する資源量の上限が低めに設定されているために、ほとんど全ての「提督」が資源のやりくりに頭を悩ませることになります。

ですので、任務クリアによる報酬と遠征の重要度がとても高いゲームなのが特徴になっています。

・一部の強力な艦は大量に資源を消費するシステムでしか建造できない

艦これの資源事情をさらに厳しくしているのがこの部分です。

艦これには通常建造と大型建造という2種類の艦を作るシステムが組み込まれているのですが、この大型建造が問題です。

通常建造の10倍以上の資源を飲み込みますが、建造される艦は通常建造などでも出現する艦も混じっているため、大型建造でしか作れない艦の出来る確率が非常に低くなっているのです。

どの艦が出来上がるかは完全に乱数の出目次第ですので、運がない「提督」はレアな艦を求めて資源を溶かし続ける日々が続くことになります。

このためこの大型建造システムについたあだ名は「溶鉱炉」。資源だけが無駄に溶けていく、ということですね。

そして、ここでも艦これの乱数の出目の偏りの大きさの影響がもろに出ます。

その代わり、この大型建造システムでしか作れない艦は、その難易度に対して十分に報いるだけの強さを持っています。