ファミコンソフト体験記「太陽の神殿 アステカⅡ」ドラクエ3に隠れた名作

このソフトはファミコンのソフトとして発売されたのは1988年ですが、その2年前にパソコン用ソフトとしてすでに完成されていた、いわゆる「移植版」です。パソコン版ですでに完成されていたこともあって、当時としては非常に細かいところまで作画されていて、画像がきれいなだけではなく、この頃には珍しいアイコン選択式であることや時間経過概念を取り入れた作品になっています。

このゲームはアドベンチャーゲームで、基本的には謎解き型のゲームになっていますが、途中RPGを思わせるような戦闘もあったりと、いろんな人が楽しめるように作られています。

太陽の神殿 アステカ2-2

さて、気になるストーリーですが、主人公の幼馴染の少女の父親が考古学者であるという設定になっていまして、その考古学者の先生がマヤ文明の遺跡(チチェン・イッツァ遺跡群)を調査している最中に行方不明となり、数日後に遺体として発見されたという背景の中、幼馴染と共に死因の謎に迫るというもの。主人公たちは先生が調査していた遺跡群を追って調査することで、その謎を解いていきます。

ゲームシステム上、本来の攻略には不要なコマンドであっても、マヤ文明やその遺跡群の豆知識やキャラクター同士のコメディが見れたりするので、ただのゲーム以上に楽しく遊べるようにできています。

ただ、謎解き型ゲームにはありがちの「罠」も仕組まれています。一般的に言われる「詰み」です。とあるアイテムを事前に取らずにストーリーを進めると元に戻ることができなくなったり、迷路に入ったはいいけど、途中から後にも先にもすすめなくなる、など、直接GAMEOVERにならずともストーリーの進行が不可能になるトラップが存在します。この状態でパスワードをメモしたところでもう脱出できません。

太陽の神殿 アステカ2

このシビアさも今のゲーム業界にはない要素です。私個人としてはそのくらいのほうが楽しいのですが。この作品のタイトルにもある通り、アステカ文明、マヤ文明に絡む作品になっており、これらに興味のある方はさらに楽しめる作品になっています。

私が実際にプレイしたのは1989年くらいだったと思いますが、実はこのソフトの発売日数か月前にあの有名なドラゴンクエストⅢが発売されたこともあって、陰に隠れた名作と私は感じています。何かの機会があればぜひプレイしてみてください!