土木設計業務の電子化への移行
CADを本格的に利用するようになり、企業を取り巻く状況も大きく変化しました。まず、社内が整理されたことがあげられます。手書き時代は、A1判やB1判の大きな図面で作業していて、時には道路の平面図や縦断図などは長さが2 ...
二次元汎用CADの利用
データの統一性
土木の設計図を、二次元汎用CADを使って描くようになった当初は、JW_CADというフリーソフトを使う企業が多くありました。JW_CADはもともと建築系のCADソフトでしたが、フリーソフトという事で土木業界で ...
土木の設計図作成の基本
今回は少し話を変えて、土木の設計図について触れてみたいと思います。設計図は、その構造物を施工するために書くものですから、施工する人が解り易い図面にする必要があります。これは土木に限らず、他の分野の設計図でも同じことで ...
道路の排水計画
排水計画の考え方
排水計画としては、いかなる強い降雨の場合でも完全に排水することが望ましいですが、これを完全に実施することは経済的に得策とはいえません。
道路の安全を保持し維持するために必要な排水能力は、計画道 ...
道路の舗装計画(その2)
最近の高速道路では、その殆どが排水性舗装を採用していますし、一般道でも積極的に排水性舗装に変更されている箇所が多いです。
排水性舗装とは何かと言いますと、雨水を舗装の中に浸透させ、浸透した雨水をそのまま側溝に導い ...
道路の舗装計画(その1)
道路舗装はアスファルト混合物により行うのが基本です。ただ、道路の中でもトンネルの中だけは、セメントコンクリート舗装となっています。どうしてかと言うと、コンクリート舗装の方が強度に優れているからです。ト ...
土圧と擁壁の安定(その3) 土圧を受ける構造物は部材厚の検証も必要
ここまでは、土圧に対する擁壁自体の安定について説明しましたが、擁壁の部材厚(L型擁壁の縦壁の厚さ等)も土圧に対して壊れない厚さとしなければいけません。
L型擁壁が土圧を受ければ、縦壁の付け根辺りに応力が生じるので、その応力 ...