楽天ゴールデンイーグルス初期からの中継ぎ 小山伸一郎選手

2017年10月28日

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2015年9月15日、引退を発表した小山選手についてです。楽天ゴールデンイーグルスの設立初期から在籍し、主に中継ぎとして活躍しました。

小山選手は高校になってから投手へ転向しました。それまでは外野手や一塁手、三塁手といったポジションを主に守っていました。甲子園の出場経験はありませんが、140km/hを超える速球が注目され1996年ドラフトで中日ドラゴンズから指名を受けプロ野球界へ入ります。

8年間中日に在籍しましたが、安定した成績を残すことなく、トレードによって、当時結成されたばかりの楽天へと移籍することになります。楽天へ移籍し、数年経ったとき、中継ぎ陣に「山」が付く選手が増えたこと、その「山」の選手の一員として救援リレーをし、勝利の方程式を担っていく姿から、「マウンテンズ」とファンから呼ばれるようになり、特に、2010年、青山選手、片山選手とで構成した「スリーマウンテンズ」はシーズン中、幾度となくそのピンチを切り抜けてきました。

小山選手は歴代の楽天選手の中では異例の「2球団で星野監督」を経験しています。(97年~01年:中日、11年~14年:楽天)そのためか、2012年には星野監督(当時)から「ピッチャーは小山がおるから大丈夫や」等と信頼を表す言葉がでてきていました。小山選手はベテランとしても、ムードメーカーとしても楽天投手陣に非常に重要な選手であることがわかります。

小山選手のフォームは独特で、タイプ的にはスリークォーターに属しますが、モーション中のテイクバックタイムが他のフォームと比較して非常に短いことが特徴的です。また、トレードマークでもある半袖のインナーは田中将大選手から指摘を受ける2012年まで着用し続け、寒い時も暑い時も奮戦してきました。そのため、ファンから「半袖魔神」とも呼ばれ、雑誌、公式、ニュースサイトなどにも同じ呼び名で記載されるようになりました。

マウンドに上がる際、度入りのゴーグルを着用して登場し、白線の前で一礼してからマウンドへ向かう等紳士的な行動が恒例です。この際に使用しているゴーグルはマウンドに上がる際だけ着用しているらしく、投球前のメリハリにも直結させているそうです。そんな小山選手はゴーグルをはずすと意外にも愛くるしい小粒な目の、プリティなお顔立ちになります。

そんな小山選手ですが、2008年から2014年まで7年間、平均50試合以上の登板をしてきましたが、肩の痛みなどを抱えながら奮戦していたこともあり、2015年シーズンで引退の決意表明を示しました。一時はメジャー志向の意思を表明することもありましたが、最終的には東北の地で現役の幕を下ろすことになりました。

中日時代の背番号は33、楽天時代は57でした。