内村賢介選手について

2017年10月28日

ソング・オブ・楽天イーグルス

内村選手は2007年に楽天ゴールデンイーグルスから育成ドラフト1巡目指名を受けBCリーグの石川ミリオンスターズから入団しました。内村選手はこのBCリーグに至るまでの間でもかなりの苦労をしており、プロ野球選手としては異例の経歴を持ちながらNPBに選手登録した形になりました。

2008年のルーキーイヤーでは7月23日に支配下登録され、当時の監督である野村克也氏指導のもとスイッチヒッターへの再転向(これまでに一度スイッチヒッターに転向していましたが、その後、右打者に専念した時期があります)することにより、持ち前の俊足が生きてきます。もともと50メートル走5.7秒のタイムを持つ俊足タイプであり、当時の楽天に聖澤選手も在籍していたことから、聖澤選手と1.2番コンビを組み足で掻き回す作戦もしばしば。この二人が二人とも塁にでたときの得点へ結びつく確率の高さは12球団の中でも非常に高く、元々攻撃力の低い楽天の中では貴重な得点源でした。

その楽天在籍5年目の2012年、横浜DeNAとの電撃トレードにより藤田選手と交換で横浜DeNAへと移籍。当時の横浜DeNAは同じ楽天から移籍した中村紀洋選手、渡辺直人選手が在籍し、後にこれまた同じ楽天から助っ人外国人のランディ・ルイーズ選手が入団するなど、当時の横浜DeNAには「元楽天内野手」が4人そろい、それぞれ、ファースト、セカンド、ショート、サードの守備をこなすことができるため、内野をすべて元楽天選手で揃えることも可能な状態でした。そんな中、正二塁手の石川選手とのレギュラー争いが始まります。

163cmとプロ野球選手としては非常に小柄な選手で、タイプ的には俊足巧打。実際、2008年の成績では安打数の半分が実に内野安打という、まさに足で稼ぐタイプです。2012年、横浜DeNAに途中加入したにも関わらずチーム2位の18盗塁を記録するなど、活躍しますが、打撃不振に陥ることもよくあり(体格から長打になりにくく、対戦チームの守備形態がその特徴に対応してくることが多く、相手の守備に阻まれたということもあると思います)、そのため、なかなか1軍に定着できない状態が続きます。

しかしながら、この2015年は12球団全体でベテラン選手の多くが現役を退き、2016年シーズンでは若手にチャンスが回ってきます。内村選手は2015年現在で29歳。年齢的には若手ではありませんが、持ち前の俊足は衰え知らず。中畑監督によって人気を取り戻した横浜DeNAの中心選手となれるか、2016年シーズンの内村選手の活躍に期待です。