全国特産品味めぐり 博多「鶏皮焼」

宮崎県産若鶏 皮串セット (50本)

味めぐりの場所は北から南へ移り九州から紹介です。九州もいろいろ隠れた特産品があります。が今回は何と言っても九州一の賑わいと食を満喫できる博多からから紹介します。もちろん明太子、博多ラーメン、魚が安くて美味しいと全国的に有名ですが、まだあります。実は「焼き鳥」です。

博多水炊き(鶏肉鍋)は有名ですが、焼き鳥の美味しさを知っている人は意外と少ないでしょう。焼き鳥の中でも一番人気で、私が全国に誇れる一品は、「鶏皮焼」です。博多は全国チェーンでない地元焼鳥屋チェーン店が結構あります。余談ですが福岡市は人口当たりでは「うどん屋」が全国一番で多いって知ってましたか?しかもコシのあるしこしこした讃岐系ではなく、適度な長さの丸麵の瑞瑞しい美味しさの稲庭系でもなく、関西系でもありません。端的にいうとやわらか麵です。このうどんが圧倒的人気です。詳しくは次回にするとして「鶏皮焼」です。東京もサラリーマンの憩いの場、唯一のオアシスである駅前の焼鳥屋には葱間・ささみ・レバー・砂肝・もももあります。だけど博多の鶏皮焼は大分違います。ここで博多における最初の「鶏皮焼」遭遇場面を実況します。

得意先の55才食品販売会社のT営業部長を接待という名目で始めて飲み会にいきました。T部長は地元博多で生まれ、育ち、食品の仕事30年。博多の味を知り尽くしてます。当方は転勤赴任3ケ月の博多素人。お店はおまかせしました。そして向かったお店が中洲の海鮮料理でも水炊きでもなく居酒屋などが並ぶ大名(天神駅の近く)にある「権兵衛館」という焼き鳥屋です。お店は混み混みの満席でしたが、通いなれたT部長は店員に挨拶するとお店が常連客用に確保していた「予約席」に案内してくれました。さすがと思いながら、超定番の「とりあえず生2ツ」を注文。冷え冷えのビールを運んできた店員にT部長「鶏皮30本、あとは適当に見繕って」と大胆な注文をしたのです。

「そんなに食べれますか?」私。
T部長「来てみればわかるよ」と不敵な微笑み。

しばらくして「鶏皮」を大皿に綺麗に盛り付けして博多美人店員がもってきました。おっと見た瞬間。強烈なファーストインプレッション。「うまそう!!!」焼き鳥の串に絡み撒きつく鶏皮がぎっしり。しかも黄金色のたれが皮に染み付いているように全体に包みこまれています。

まずは一口ほお張る。一口で1本の串丸ごと食べれます。皮の歯ごたえと弾力感の食感がたまりません。また甘辛のたれが口に広がりいままでの焼鳥皮とはまるで違うおいしさです。ビールと焼酎他どんなお酒にも相性バツグンです。お酒を一口、皮焼を一串と繰返すとまらない。結局2人で鶏皮焼は60本となり打ち止めとなりました。

お店の方で一人のお客さんが注文できる串数を制限しているようで。それくらいだれもが美味しいと感じる一品です。博多にはサバやいか長浜らーめん、もつ鍋など食材豊富ですが、是非一度「鶏皮焼」をお試しあれ。