ファミコンソフト体験記「マインドシーカー」はクソゲーか?

このソフトはなんと「超能力者育成ゲーム」として開発されたそうです。ファミコンで超能力なんて身につくものなのか・・・?なんて思っているあなた、一度プレイしてみるといいかもしれません(プレイできる環境にある場合ですが・・・)。ちなみにこのゲーム、タイトルをインターネットで検索するとだいたい「クソゲー」評価されています。でもプレイしたことがあるからこそ「クソゲー」かどうか判断できるのです。

マインドシーカー1

感想を先に述べますと、ゲームとしての難易度については表現が難しいです。ただ、前もってスキルが必要なゲームではないです。誰でも遊べますし、誰でもクリアができます。瞬発力や発想力が必要となることもありません。強いて必要なスキルを述べるとするなら「日本語を読むことができること」でしょうか。文字さえ読めれば、クリアはできます。アクションゲームやシューティングゲームと違って文字を読む場面がほとんどです。

ただ、能力を必要としない分、多くの場合、根気を試されることになるでしょう。根気のない方にはあまりお勧めできません。
面白いかどうかを表現することは正直難しいです。「オカルト風味の読み物を読んだ」程度の評価はできるかもしれませんが、それ以上でもそれ以下でもないです。

何のことを言っているのかさっぱりですよね?でもこれ、一度プレイしたことがある人は納得できるはずです。

さて、話の筋をがらっと変えて、このゲームのストーリーですが、主人公はエスパー養成学校に通う(泊まり込んでいる?)学生で、プレイヤーがこの学生を通じて超能力を身に着けることが目的となっています。始めに学校に通ってトレーニングを受け、卒業検定を受けた後は街の様々な人と交流しながらその超能力に磨きをかけていきます。

このゲームで登場する超能力は「透視」「念力」「予知」の3種類です。透視と予知は様々なシチュエーションで登場する5択で正解を選ぶ方式、念力はAボタンを押したときに念力が発生されていればランプが赤く光るON・OFF方式になっています。

マインドシーカー2

ここまで読んだらだいたいの方はこう思うと思います。予知の話はまだしも、透視は実際にうまくいっていたらテレビの中が透けちゃうのではないかと。また念力が通じていたら画面の中が動くのではなく、テレビ自体が動いてしまうのではないかと。ですよね。あとはこのゲームを実際にプレイして、超能力の育成状態とその結果について確認してみてください。

最後にもう一度言います。クソゲーかどうかはプレイしてみて初めてわかります。情報だけでは判断しないようにしましょう。