ファミコンソフト体験記「悪魔の招待状」ケムコ三部作の一角
この作品は、ケムコがデジャヴ、シャドウゲイトに続いて作り上げた渾身の作品です。前作・前々作と合わせてケムコ三部作と言われることもあります。この三作品はコマンド形式が似通っていて、謎解き型アドベンチャーゲームになっています。調べる、使う、移動する、開ける、閉めるなどのコマンドを上手に使いながら様々な謎を解きつつ、話を進めていく形式のゲームになっています。
さて、ストーリーですが、この物語は主人公がとある洋館の前で気絶しているところからはじまります。主人公は車を運転(舞台が海外なので左ハンドル)していて事故を起こしたようで、車の中で目を覚まします。一緒に行動していたお姉さんがいなくなったこと、目の前に洋館があることから、その洋館にお姉さんが入って行ったのではないかと探しに向かいますが、入館した直後に扉が閉まり、開かなくなってしまいます。主人公はお姉さんと会うことができるのでしょうか。またこの館から無事戻ることができるのでしょうか・・・。といった内容です。
洋館の中はトラップだらけです(いや、外もでしょうか)。ゾンビがいたり、ガイコツがでたり。主人公がやられちゃうと人の頭蓋骨がでてきたりするので、心臓の弱い人にはお勧めできません(笑)初見さんの9割は画面が切り替わることもなく一回目のゲームオーバーを迎えることになるでしょう。何故か、それは実際にプレイしてからのお楽しみです。
ちなみに、このゲームにはパスワードではなく、セーブ機能がついています。書き写し間違えて大変なことになったり、急なお出かけで状態を記録できなかったりすることなく、自分のペースで遊ぶことのできる作品です。謎解き型のゲームは瞬間的な閃きで先に進めるようになったりするので、すぐ遊べる、すぐやめられるといったこのセーブ機能は貴重な機能です。
さて、このゲームの面白さですが、ホラー好き、アドベンチャー好きな人は間違いなくハマります。もし、ケムコ三部作の他の作品をプレイしたことがなければ、まず1作目であるデジャヴからプレイしてみるといいと思います。