ケッズvsコンバース

2017年10月28日

ケッズ KEDS スニーカー キャンバス チャンピオン オックスフォード レディース(女性用)(1017-0001)[並行輸入品]ブラックxホワイト23.5cm(US6.5)

昭和50年代に入るとファッションやライフスタイルの発信は雑誌メディアが担い手となります。

「MADEinUSA Catalog」「ポパイ」「GORO」などの雑誌が創刊され、アウトドアライフやジョギングなどと共にサーフィン、スケートボードなど、明るく平和なアメリカンライフを紹介し、ファッションも多様な拡がりを見せるようになります。

アメリカ人に欠かせないデニムのパンツも「Gパン」から「ジーンズ」へと呼称が格上げされ、リーバイ、リーなどの本家ブランドが輸入されるようになり、実物を手に取り「本物のよさ」を実感できるようになりました。

雑誌の向こうのサーファーやスケートボーダーのファッションは「ウェストコーストスタイル」「サーファールック」として注目されることになります。アロハシャツやスキッパー、ブーツカット、メッセージTシャツなど、トラッドやアイビーでは考えられなかった色や柄、デザインのウェアが続々と紹介されます。

それまで日本ではあまり馴染みがなかった、バックパッキング、スケートボード、フリスビー、ジョギングなどのスポーツやアクティビティを、「そういえば、フリスビーってプラスチックの円盤飛ばす遊びがあるんだけどさ、やってみるとけっこう面白いんだよね」みたいな、友達同士の会話の中で、ふと出てくる話題であるかのように、次々に紹介してくれたのもこの頃の雑誌でした。

それらウェアと共に、スニーカーを中心にしたフットウェアが次々に紹介されたのもこの頃です。アウトドア派にはレッドウィングのワークブーツ、スニーカー派にはナイキ・ナイロンコルテッツ、ナイキ・フォレストヒルズ、アディダス・スタンスミス、アディダス・タバコ、ブルックス・ビラノヴァなど。

その数と種類の多さに驚きました。

その中でもジーンズ愛好家には「コンバース・オールスター」が、そしてチノパン派、コットンパンツ派には「プロケッズ・ロイヤルプラス」のいずれも布製のスニーカーが人気になります。

他のメーカーのスニーカーが基本的にはランニング用、テニス用など用途が限られたアスレチックシューズであり、高価だった事に比べると、やはり元来はバスケットボールシューズとしてアメリカ西海岸で多く履かれていたコンバースに対して、東海岸で人気があったのが「ケッズ」でしたがこの2足はカラフルでファッショナブル、しかも安かったのです。

全体にスリムでライトなイメージのコンバースに対して丸いトウのデザインでやや重厚なイメージのケッズ。アメリカの東西で人気を2分していたことから「西のコンバース、東のケッズ」と雑誌でも紹介され日本でもそれぞれ人気を得ました。

どちらも当時の日本製のスニーカーにはないカラフルな色合いが何より好まれた事と、綿素材なので汚れてもごしごし洗えて乾きやすかったなどの理由でも人気がありました。

こんな東西対決なら大歓迎ですね。