全国特産品味めぐり 鹿島灘はまぐり

天然の活ハマグリ 地ハマグリ 蛤 大サイズ 海鮮 バーベキュー 約100g 約1kg(9-11個)(築地直送)千葉 他 BBQ 出汁の旨味が違う!はまぐり

茨城県は魅力のない県としてこの頃有名になってますがこの県は実は全国で最大級の第一次産業県なのです。その理由は昔から大きな自然災害が少ないことと、農産物の南限と北限がちょうど重なる気候に恵まれているからです。水産物も同様で南からの暖流と北からの寒流が沖合いでぶつかるため多種類の海の幸の恵みを受けてきました。

鹿島灘は日本海岸では珍しく砂浜の海岸が何キロも続いてます。故に海岸に近いところで、砂地の魚介が育ちます。ご紹介するのは、鹿島灘産はまぐりです。三重県桑名の蛤は有名です。また熊本県もおいしい蛤の産地です。でも茨城の鹿島灘の蛤は一味ちがいます。獲れる量も限られ価格も結構高いこともあり普段見かけることはあまりない貴重な食材です。

まず蛤の大きさに驚きです。国産天然のこの蛤は7、8年の歳月をかけて直径10cmぐらいになります。10cmというと大人の手のひらぐらいで蛤と同じとは思えないサイズです。厚みもあります。

蛤を味わうにはやはり炭火焼です。七輪でもバーベキューでも炭火で網の上に生きたままの蛤を乗せます。しばらくするとゆげが出てきて、ぱっくりと上蓋の貝が開きます。このパカッ!と開く瞬間がなんともいえませんが、上蓋に貝の身が付くので、この時バランスがくずれて貝汁がこぼれてしまうことがあります。それを防ぐには焼く前に貝の外側、頭の部分に蝶番(ちょうつがい)を包丁で切ってしまうと焼けても開かないようです。

開いた蛤はそのまま少し焼くか、醤油をたらして味付けして焼くかお好みです。醤油の香気がただよいながら、焼きあがった蛤を一気にかぶりつく。(貝が熱いのでやけどに注意!!)肉厚の大降りの身はとても一口では食べきれないほどのボリューム。弾力のある身から磯の塩味が重なった汁が口いっぱいに広がります。

この旨みタップリの汁の成分実は日本酒と同じコハク酸といいます。噛めば噛むほど旨みが広がります。焼きすぎは禁物なので、蛤は一つ一つ焼いて、焼きあがり、汁をたっぷり身に含んでいる、その時に最高の美味しさを味わうことができます。最近は早春のひな祭りに蛤を食べるようになりました。実は夏に卵を産むために栄養と蓄える春が蛤の旬です。