ファミコンソフト体験記「ドラゴンボール2 大魔王復活」
今回紹介するゲームはドラゴンボールシリーズ第2弾、「ドラゴンボール2 大魔王復活」です。前作の「ドラゴンボール 神龍の謎」はアクションゲームでしたが、今回はすごろく要素も含んだ新しいジャンルのゲームとして登場です。この頃のドラゴンボールはテレビでも放送中で非常に人気も高く、ゲーム性も高かったことから有名になりました。
1作目も面白かったのですが、アクションゲームであった上、当時のゲームバランス(知る人ぞ知る・・・)ということもあり、難易度が高く、ドラゴンボールに夢中な子供たちにはちょっと扱いきれなかったという問題点があり、売れるには売れたんですが、どちらかというと、中学生・高校生以上のファンに主に愛された作品でした。
今回の作品はカードの見方さえわかってしまえば、子供でも安心して遊べるようになっています。ただ、アドベンチャーパートは子供にはちょっと難しかったりするかもしれませんが、お父さんお母さんに手伝ってもらうことで十分対応可能だったレベルです。
さて、ここまでゲームシステムについても少し触れながら来ていましたが、この作品は大きく分けて二つのゲームパートに分かれながら進めていくことになります。
一つはすごろくパート、一つはアドベンチャーパートです。
すごろくパートは手持ち5枚のカードから一つ選び、そのカードの星の数だけ進むことができるというもの。進んだ先で毎回カードを選び、その結果で体力が回復したり、敵が出たり、はたまたカードを取り換えられてしまったりと、まさにすごろく形式で遊べます。
アドベンチャーパートはコマンド式の謎解き型ゲームになっています。移動、調べる、使う、話すなどのコマンドを駆使して、イベントを進めていきます。その最中に戦闘がおこることもありますが、その戦闘システムにも手札のカードが使われます。
カードには3種類のマークが刻まれています。一つは☆(攻撃)値、もう一つは技の種類、最後の一つは漢数字(防御)値です。☆の数が多い方が攻撃、少ない方が防御になります。また、漢数字の値が大きいほど防御効果が大きく、ダメージを受けずにすみます。
簡単なルールなので、上記のとおり、子供でも簡単に遊ぶことができ、かつ、運要素が絡むため、大人でも楽しめる内容となりました。
さて、そのシナリオですが、今回はカメハウスに帰ってきた孫悟空たちが、同門のクリリンの死体を発見するところから始まります。周囲を見渡し、手がかりを見つけるとそこには「魔」のマークが!そうです。ピッコロ大魔王編が中心となっています。
ただ、ピッコロ大魔王編が中心というだけで、別な話も色々込みで作られているので、すでに漫画を見た、テレビで見たという人でも、簡単にストーリーを読み取ることができないように上手に作られています。
シリーズ2作目ということで、なかなかプレイしていない人も多いかもしれませんが、すごく面白いゲームです。
未プレイの方はお早めに!