ファミコンソフト体験記「アーバンチャンピオン」

今回紹介するゲームはアーバンチャンピオンです。

ファミコン初期に作られた格闘ゲームです。今ではWiiや3DS、WiiUでも遊ぶことができます。

1984年に発売されたこの作品は、スパーマリオブラザーズが発売される前ということもあり、名作扱いとはまたちょっと違ったレジェンド的作品として取り上げられることが多いです。

当時はまだゲームシステムによるジャンル分け等もなく、様々なゲームシステムが確立される時代であり、その一つとして格闘アクションゲームというジャンルを先駆けて確立させた作品が、このアーバンチャンピオンです。

格闘ゲームといえばあのストリートファイターシリーズや飢狼伝説シリーズ、キングオブファイターズシリーズ等、数多く存在しますが、どのゲームも基本的にスタート位置は画面の左端と右端です。これはアーバンチャンピオンの立ち位置が元祖です。

アーバンチャンピオン

また、弱パンチ、強パンチの概念もこのアーバンチャンピオンから生まれました。

その特徴である弱パンチはジャブのように素早くモーションが小さい、今日パンチはストレートのように威力が強くモーションが大きくなるといったものはこのアーバンチャンピオンのシステムから発展していったものです。

アーバンチャンピオン1

このアーバンチャンピオンにはストーリーというものは存在しません。従って、エンディングも用意されていません。

ゲームシステムは上記のとおり格闘アクションゲームとなっていますが、現在の格闘ゲームと違い、体力を0にすることで勝利するのではなく、相手を画面端に追いやることで勝利になります。従って、いくら攻撃されようとも、攻撃されただけでは負けにはならず、逆に効率よく相手を攻撃できれば数度の攻撃で勝つこともできます。

ただ、だからといって攻撃されまくってもよいというわけではありません。

このゲームにはスタミナというパラメータがあり、パンチするごと、またパンチを受けるごとに消耗していきます。これがなくなると普段ではひるむだけの弱パンチでもダウンしてしまい、結果的に負けやすくなります。従って、いかにスタミナを維持しつつ、相手にパンチを叩きこむかがカギとなります。

アーバンチャンピオン2

また、対戦中に上から鉢植えが落ちてきたり(頭に当たるとピヨります(笑))、パトカーが寄ってきたりします(パトカーは残タイムと連動して演出され、残タイム0のときは押されているキャラクターを逮捕していきます。今でいうタイムアップ時の体力による勝敗判定に似ていますね。)。この邪魔をかいくぐりながら相手との対戦に明け暮れるのがこの作品の中身です。

単純ですが、対戦も出来、かつパンチの強弱、繰り出すパンチの上下、また、ガードなど戦略的にも多岐にわたり、大人でも楽しめる作品です。

発売された時期が時期であったがゆえに隠れた名作となりました。上記のとおり、今でもファミコン以外の媒体で遊ぶことができます。アクションが苦手な人でも楽しめるこの作品、一度プレイしてみてはどうでしょうか。