ファミコンソフト体験記「オバケのQ太郎 ワンワンパニック」

今回紹介するゲームは「オバケのQ太郎 ワンワンパニック」です。

この頃の作品は人気のアニメや漫画を題材にした作品が多く、特に藤子不二雄氏が手がけた作品が多く作成されました。本作品もその中の一つです。

オバケのQ太郎 ワンワンパニック

ゲームシステムは一般的な横スクロール型のアクションゲームとなっていて、主人公キャラであるQ太郎を操って右へ右へと進んでいきます。Q太郎の苦手な犬に接触するまたはその吠え越えに接触することでOUTになります。

また、時間制限の代わりとなっているのが満腹メーターで、このゲージが0になるとこれまたOUTになり、途中にあるフルーツなどを食べることで一定値回復していきます。こうして食べ物を食べながら犬から逃げつつ右へ右へと進めていくゲームになっています。

オバケのQ太郎 ワンワンパニック1

ところどころにチェックポイントがあり、チェックポイント上では画面が右へ進めなくなり、その画面上にある食べ物をすべて回収することでキーアイテムが出現、キーアイテムを取ることでロックが解除され先に進めるようになります。

特殊コマンドとして「浮遊&飛行」があります。ジャンプボタンを長押ししておくとQ太郎の得意技でもある空中浮遊&飛行ができます。

これにより障害物を回避して進みやすくなるのですが満腹メーターの減りが早くなる上、一定値以下になると問答無用で飛行解除になり、真下に犬がいたときにはもう・・・。

アクションゲーム故にストーリー的なものは特別ありませんが、いわゆるお使いのような話がゲームのストーリーとなっているようです。

なんと最後には柔道着をあのU子さんに届けるというのだからそれはもう大事なお使いなのでしょう。

さて、そのQ太郎ですが、いつも犬にやられてばかりではありません。キャンディーを取ると4回分だけですが、犬へ対抗する手段を身に着けます。

ゲーム上ではガウガウ砲と呼ばれているそれは犬の鳴き声を上回るような強烈な叫び声で犬を脅かしていきます。

これを要所要所で使い分け、先へと進めていくわけですが、ゲームシステムの面白さはさることながら、当時のドット絵というグラフィックシステムの制限の中、原作のキャラクターを忠実に再現していて、プレイヤーを和ませるこの作品は良作です!