若鷹軍団Hawksの軌跡~再び鷹は大空高く舞い上がった

2017年10月28日

2006福岡ソフトバンクホークス公式DVD 鷹盤 Vol.1 斉藤和巳特集

斉藤和巳の覚醒と新人投手の活躍

2003年、鷹は再び大空高く舞い上がりました。3年ぶりにリーグ優勝を果たし、日本一に輝いたのです。その原動力は何と言っても斉藤和巳の覚醒でしょう。今まで素質はメジャー級と言われながら、怪我なども有りなかなか開花しませんでしたが、この年はパリーグの投手で18年ぶりに20勝を達成し、またプロ野球新記録となる先発登板16連勝を記録。最多勝や最優秀防御率などのタイトルの全てを獲得し、更には沢村賞にも選ばれました。

新人として14勝を挙げた和田毅の活躍も見逃せません。球速はそれほど有りませんが、球の出所が見辛い独特のフォームから14勝5敗の成績を残し、見事新人王を獲得しました。斉藤が絶対に負けないので、和田は「リラックスして投げられる」と言っていましたね。同じく新人として新垣渚も、150キロを超える真っ直ぐと、鋭く曲がるスライダーで8勝を挙げ、二人と同じく松坂世代の2年目杉内俊哉も10勝を挙げ先発ローテーションを守りました。更には高卒2年目の寺原隼人も7勝を挙げ貢献しました。

斉藤和巳の覚醒と若手4人衆の登場で、昨年までとはガラっと変わった先発陣の活躍で、ホークスは見事にチャンピオンフラッグを奪還したのです。

ダイハード打線はこの年も爆発しました

この年もまた打撃陣は見事でした。松中の123打点をトップに城島、井口と助っ人のバルデスの4人が100打点以上を叩き出しました。私が特にこの年に変わったと思ったのが井口でした。去年くらいまでは打率が低かったのですが、この年は徹底的にセンター方向に打ち返すバッティングを心がけて、見事に3割バッターとなりました。テレビを見るたびに右方向へヒットを打っていたイメージが有ります。

小久保がオープン戦の本塁突入で、一年を棒に振る怪我をしてしまいましたが、代わりに3塁を守った川﨑宗則が最終打率294、盗塁30とその穴を埋めました。川﨑の台頭で村松、川﨑、井口の1番から3番の3人で100個以上の盗塁を記録したのも大きかったと思います。また、村松もこの年に、バッティングの面で大きく成長したと言って良いでしょう。これまでは非力で、犠牲フライを打つのも苦労していた感が有りましたが、この年から打撃コーチに就任した新井宏昌の指導が良かったのか、パワーをボールに上手く伝えられるようになり力強くなりました。

こうしてリーグ優勝を果たしたホークスは、セリーグの覇者である阪神と日本一をかけて戦い、4勝3敗で日本シリーズを制し4年振りの日本一を達成しました。しかし、優勝パレードの直後に、ファンが驚き嘆いた事件が起こるのです。その事件とは・・・・。