若鷹軍団Hawksの軌跡~王監督の休養という危機

2017年10月28日

福岡ソフトバンクホークス 王貞治レジェンドTシャツ (L)

病気休養の衝撃

2006年シーズンは、ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)第一回大会がシーズン開幕前に行われ、日本代表いわゆる侍ジャパンが優勝を果たした年でも有りました。その侍ジャパンを指揮したのが王監督であり、王ジャパンとして見事に世界一を成し遂げました。ただ、この時の戦いが、後に王監督が休養する原因のひとつになったのかもしれません。

ホークスの戦いとしては、交流戦は20勝16敗と勝ち越し、全体の5位で追加しました。しかし7月になって、ヤフードーム内の記者会見で王監督の口から、胃がんの手術のため休養するとの発表が有り、日本中に衝撃が走りました。発表前に行われた対西武戦では、愛弟子の松中が涙を流しながら打席に立つ姿も有りましたね。翌日の各スポーツ紙には、一面にデカデカと「王胃がんで休養」という見出しが踊りました。監督代行は森脇チーフコーチが務め、選手一丸となって戦いまいたが、首位と5.5ゲーム差の3位に終わり、プレーオフ第1ステージは西武を破って勝ち上がったものの、第2ステージでは日本ハムに敗れ、3年連続でプレーオフ第2ステージ敗退という結果となりました。

小久保裕紀の復帰

この年のオフに、巨人に移籍していた小久保が、王監督休養という結果を受けてホークス復帰を決意し、巨人からFA宣言をして戻って来ました。親会社がソフトバンクに変わっていた訳ですから何の問題も無く、ホークス球団の方も誠意を持って迎えました。また、寺原とのトレードで横浜から多村仁を獲得しました。多村の入団発表の際には、WBCで共に戦った松中も駆けつけ、「小久保さんも戻ってくるので一緒に頑張ろう」と固く握手をしていましたね。更には、この年のドラフトで、後に首位打者を獲得する長谷川勇也と、左のエースとなる大隣憲司、左の中継ぎの切る札に成長する森福允彦を獲得しています。その他、今年活躍した捕手の高谷裕亮や外野手で俊足の福田秀平も入団しました。