若鷹軍団Hawksの軌跡~秋山ホークスの不安と苦闘

2017年10月28日

サウスポー論

大物選手の移籍と退団

ソフトバンクとして初めて日本一になった2011年ですが、そのオフには大物選手が移籍したり退団したりで、日本一になった喜びが消え失せ来シーズンの事が心配になってしまいました。

大物選手とは、まず杉内投手の事です。その年の契約更改の時に、交渉に当った球団側の担当者の態度や言葉に腹を立てた杉内がFA宣言して巨人に移籍するのです。杉内の言い分だと、担当者から心無い言葉を浴びせられたとの事でしたが、以前から福岡愛やホークス愛を語っていただけに信じられませんでした。福岡のファンはあまり語りませんが、杉内に悪い印象を持ったファンは多いと思います。また、誠意を持って杉内と残留交渉し続けた、当時のオーナー代行の笠井和彦氏が2年後の2013年10月に死去されたので、杉内に対して複雑な心境になりましたね。

また、和田投手と川﨑選手が大リーグに挑戦するために退団してしまいました。投手陣を支えた杉内と和田の両方が居なくなるわけですから、ファンは勿論、ホークスの首脳陣も大変でしたね・・・更には、両投手と同じ様に頑張った、外国人投手のホールトンも巨人に移籍することになるのですから、来シーズンの投手陣はどうなるのか不安で仕方ありませんでした。川﨑選手にしても、小久保の後を引き継いでチームリーダーとなる選手と思っていましたので、大きな痛手でしたね。

2年間の苦闘

大物選手の移籍という危機の中で、残った選手たちは懸命に戦いました。選手が居なくなるということは、レギュラーになるチャンスでもある訳ですからね。

2012年のシーズンは交流戦で11位と低迷しましたが、後半戦で楽天とロッテを相手に一進一退の攻防を展開し、何とか3位を確保しました。クライマックスはファイナルまで勝ち上がりましたが、結局、日本ハムに3連敗して終戦。小久保が引退を表明していましたので、敗れたとはいえ、試合終了後に日ハムの選手からも胴上げされて泣いていましたね。

2013年のシーズンは、ドラフト一位の東浜投手や、7年振りに復帰した寺原投手、大リーグから日本に戻った五十嵐投手などを獲得して臨みました。戦力的には優勝候補と言われていましたが、先発投手では攝津投手一人に頼る状況になり、攻撃陣では、長谷川選手が首位打者と最多安打のタイトルを取る活躍をしましたが、外国人などが振るわずに結局4位となり、秋山ホークスとして初めてBクラスに転落しました。