若鷹軍団Hawksの軌跡~工藤ホークス来シーズン期待される選手
野手編
まず野手陣の中で来シーズン期待される選手は、何といっても上林誠知(20歳)でしょう。来シーズンはプロ3年目になりますが、今シーズン初めて1軍に登録されて、15試合に出場しました。その中で強烈なインパクトを与えたのが、8月25日のロッテ戦で放った満塁本塁打ですね。何かを持っている選手という感じがしました。二軍での成績も打率334、16盗塁はリーグトップでしたし、打って走って守れる三拍子揃った選手だと思います。首脳陣も1番を打ってくれるくらいの成長を期待しています。次に期待するのが、来シーズンにプロ5年目を迎える塚田正義(26歳)です。1年目に、右膝の前十字靭帯と半月板を練習中に損傷し出遅れましたが、2014年には二軍で15本塁打を放ちホームラン王を獲得するまでになり、今年は一軍での初安打となる初ホームランも記録しました。強いリストを効かせたバッティングスタイルで、かつての井口資仁(現ロッテ)の様な打者になって貰いたいです。
投手編
投手陣の中で最も期待するのは千賀滉大(22歳)です。今シーズンの前半戦や中盤戦は出番が有りませんでしたが、終盤になってようやく先発する機会が巡って来て見事な投球を披露しました。首脳陣は初めから将来の先発候補として、二軍でも先発として投げさせていました。リーグ優勝が思いのほか早かったので、CSや日本シリーズ用の先発候補として優勝決定後の試合で投げさせたところ、素晴らしい投球を見せたのです。それでCSや日本シリーズ要員として抜擢され、CSでは救援投手として絶体絶命の場面で登板して見事に切り抜けましたね。来シーズンは先発投手として一年間ローテーションを守り、最低でも二桁は勝ってほしいです。次に期待するのは、甲子園の優勝投手である島袋洋奨(23歳)です。中央大に進んだ4年生の時に、5連続四死球を出すなど不調に陥り、それ以来評価が落ちてドラフトで指名されるかどうか疑問視されていました。しかし、ホークスが去年のドラフトで5巡目に指名し、復活するかどうか期待されていましたが、今シーズンの9月25日のロッテ戦で、中継ぎとしてプロ初登板を果たしました。ホークスは左の中継ぎも不足気味ですので、彼には期待したいですね。
その他にも野手や投手を問わず、期待したい選手はたくさんいます。彼らが活躍すれば、ホークスの3連覇も見えてきますので期待しましょう。