ファミコンソフト体験記「アイスクライマー」
今回紹介するゲームは「アイスクライマー」になります。
ファミコン初期から遊んでいる人にとっては認知度の高いゲームだと思います。このゲームはアーケードゲームとして作られ、パソコンソフトとして移植された後、ファミコン版が作られました。
最初のアーケードゲーム時代から2人で遊べるように設計されていて、「2人で遊べば楽しさ100倍!!」という売り文句が話題の大人気ゲームでした。今ではWiiUのバーチャルコンソールでプレイできるほか、このゲームの主人公キャラが、スマッシュブラザーズで使用できるキャラの一人になっているなど、元来のゲームシステムを残しつつ、新しい分野へ進出しています。
さて、ファミコン版のアイスクライマーのゲームシステムはというと、パズル要素を含んだアクションゲームです。2人プレイが可能で、協力もできる、対戦型ゲームしても遊べるようになっています。
主人公キャラはジャンプすることで上の階層を目指していきます。一つ上のフロアに到達すると画面が縦にスクロールし、下(さっきまでいたフロア)に落ちてしまうとロストしてしまう、といったシステムになっています。
それぞれのフロアは滑りやすい床やベルトコンベアーのように勝手に一方方向に進んでしまう床があるなど、トラップも様々な上、進行を妨げる様々な動物たちがたくさんいます。これらの攻撃をよけながら、どんどん上へと昇っていきます。
ゲームのストーリーのようなものは特別ないのですが、1Pキャラクターと2Pキャラクターは色が違うだけで仕様は同じです。名前はポポ君とナナちゃんだそうで、1Pの青いキャラクターが男の子のポポ君、2Pの赤いキャラクターが女の子のナナちゃんだそうです。(スマッシュブラザーズで、そのように説明されています)
この頃のアクションゲームやシューティングゲームにはありがちの無限ループゲームで、最終面をクリアしてもエンディングがなく、1面の2週目に突入するようになっています。このゲーム、上述のとおり、協力プレイも対決プレイもできます。
ゲームスタート時にそれが選択できるわけではありません。単純に、キャラクター同士が重なることができないようになっているため、「後ろから敵が来てるから、そこを通してほしい」といったときにわざと邪魔をしたり、ジャンプで谷間を超えたい時に、邪魔をして谷間に落としたりすることも出来れば、逆に邪魔な動物の足止めをしている間に上に上るためのルートを確保しておいたりとプレイの仕方を意図することで協力も対決も可能です。
確かに、プレイの仕方に幅があるため、一人で遊ぶより「2人で遊べば楽しさ100倍!!」というのも納得です。
ゲームシステムは単純ですが、単純が故に難しいところもあります。小さめなお子さんがいらっしゃるご家族ではぜひWiiUを通じて、遊んでみてください。くれぐれもお子さんを怒らせないように・・・。