1対複数の個別指導の特徴

進学レーダー2014年vol.3 集団授業塾と個別指導塾 どう活用する!?: はじめての中学受験2

個別指導と聞くと、1対1のように感じてしまう人がいます。確かに、1対1の個別指導もあります。しかし、「個別指導塾」といわれているところの多くでは、講師1人に対して複数の生徒が習っているのが一般的です。1対1で個別指導塾を運営使用とすると、どうしてもコスト高になってしまい、授業料を高く設定せざるを得なくなるからです。苦肉の策として、1対2や1対3などの形態をとっている個別指導塾が多いのです。

では、1対複数の個別指導にはどのような特徴があるのでしょうか。1対複数の個別指導では、友達同士で受講する場合などを除き、学年や科目がバラバラな生徒同士が組み合わせられることが多くあります。そのため、場合によっては講師があまり得意でない科目や学年を教えることがあります。こうしたケースでも両方の生徒に対して熱心に教えてくれる先生であればよいのですが、自分が得意な科目を習う生徒にばかり教え、苦手科目を習いに来た生徒はあまり教えないといったケースが出てきます。こうなると、せっかく個別指導を受けていても、内容は自習とさほど変わらなくなってしまいます。1対複数の個別指導を受ける際には、本当に講師がきちんと教えてくれるのかどうかに気をつけましょう。

さらに、講師の意欲が高い場合でも、講師に話しかける頻度が高かったり、行儀が悪かったりする生徒と組み合わせられた生徒は、なかなか講師に面倒を見てもらえない可能性があります。組み合わせられる相手の生徒にも注意しておきましょう。

このように、1対複数の個別指導では、組み合わせられる生徒の様子によって、どれほど良い指導が受けられるかが大きく異なります。こうしたリスクを避けたければ、1対1の個別指導塾を探すか、あるいは信頼のおける友達と一緒に受講するかが必要となります。1対複数の個別指導塾は、うまく利用すれば低コストで個別指導を受けられるので、できるだけ工夫をしてみるとよいです。