ファミコンソフト体験記「魔城伝説Ⅱ 大魔司教ガリウス」

大魔司教ガリウス 魔城伝説2

この作品はその名のとおり、MSXのソフト「魔城伝説」の2作目として作られました。(コナミ、1987年)

この作品は2作目ですが、前作とゲームシステムががらっと変わっており(後述)、プレイヤーとしては戸惑うかもしれません。この「魔城伝説」シリーズは3作構成となっていますが、その3作全てのゲームシステムが異なるという不思議な構成をしています。ちなみに、1作目がシューティングゲーム、2作目がアクションゲーム、3作目がアドベンチャーゲームになっています。

その不思議なシリーズの中でファミコンに移植されたのはこれだけです。

さて、そのゲームシステムですが、先に書いた通り横スクロール型アクションゲームです。

といっても、ずっと横にスクロールするだけではなく、画面上端へ階段でのぼれば一つ上のフロアに、画面下端の穴に落ちれば下のフロアに移動するため、横一列のスクロールと単純にいうものではない上、アイテムを持っていないと先に進めないなど、アクションゲームであるにも関わらず、アドベンチャーゲーム顔負けの謎解き要素も含まれています。

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また、このゲームには二人の主人公がいますが、外見は色しか違わないにも関わらずそれぞれに特製と役割が与えられており、どちらかが死んでしまうとゲームを進めにくくなっています。

(例:ポポロン(青いキャラクター)なら一撃で壊せる壁がアフロディテ(赤いキャラクター)だと3回叩かないと壊せない)

ゲームの内容に触れますとスタート地点が魔城の内部になっており、そこからワープすることで5つのステージで戦っていきます。それぞれのステージにはボスがおり、ボスの退治とグレートキーと呼ばれるアイテムの入手により次のステージへの道が開けるような仕組みになっています。

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次はストーリーについてです。

ゲームのオープニングに英語でずらずらと書かれていますが、要約すると次のような話がこのゲームの背景にあるようです。

正義の騎士ポポロンがアフロディテというお姫様を助けにアトス山に向かったところ、実はそれ自体が罠であり、陽動作戦に引っかかってしまった結果、城が攻め落とされ、ポポロンとアフロディテとの間に近い将来生まれる予定であったパンパースを天界からさらい、城を魔城化させた上、籠城の構えを取った、という話だそうです。

そこで主人公であるポポロンとアフロディテ(お姫様が救出された直後に正義の騎士とほぼ同列で戦闘に加わるあたりすごい背景だと思いますが)が首謀者である大魔司教ガリウスに挑む、という話です。

ストーリーとしては王道かと思いきやそれがすでに伏線という、当時にしてはよく考えられたストーリーですが、アクションゲームという特性上、大きくは影響しません。

とはいうものの、ゲームシステムとゲームバランスが絶妙に調整されているため、アクションゲームが得意な人から苦手な人まで楽しめる内容になっています。(ボス戦を楽にすることができるアイテムがありますが、必ずとらなくてはいけないものではないため、難易度が若干調整できます)

是非未プレイの方はトライしてみてください。