艦これチュートリアルその17 ~近代化改修~
ホンモノの軍艦だと近代化改修は艦これで言うところの「改造」に近いイメージになります。
これに対して艦これにおける近代化改修は艦のパラメータ強化で、他のゲームではカードの合成に相当するようなことを行ないます。ですが新しい艦が生まれたりするわけではなく、ベースにした艦の各種パラメータを上げる操作になります。
今回は、この艦これの近代化改修について説明します。
・近代化改修はレベルアップで上がるパラメータの先取りシステム
艦これの近代化改修は一言で言うと、艦を成長させてレベルアップしていったときに成長していく分のパラメータを先取りするシステムです。艦が成長する際に上がるパラメータのうち、火力、雷装、対空、装甲の4つのパラメータをレベルアップなしに引き上げることが出来ます。
ただ、あくまで成長で上がる分のパラメータを先取りするだけですので、最終的には近代化改修をしてもしなくてもほぼ同等の性能まで艦は成長します。
近代化改修をしても最終形としては、艦の性能は大きく違わないことには注意が必要です。
・近代化改修をするメリット
近代化改修をしてレベルアップ前にパラメータを上げておくと、艦の育成がとても楽になります。装甲値によって艦が食らうダメージもある程度軽減できますので、修理にかかる時間や資材を節約することも出来ます。
また、火力が上がることにより、大型艦ではMVPも取りやすくなり、経験値を一気に稼ぐことも可能になります。
・近代化改修をするデメリット
基本、近代化改修をすることによるデメリットは存在しません。
レベルの低いうちに近代化改修を進めると改修の素材となる艦の数が多く必要になりますが、本当のゲームの序盤のうちを除くと艦これでは艦のドロップ率がかなり高いため、改修の素材の艦はむしろ徐々にあまり始めるようになります。
序盤は艦隊の戦力をにらみながら少しずつしか近代化改修を行なうことが出来ませんが、一度、運用が軌道に乗ると、ほとんどの艦は近代化改修で上げられる分は、先にパラメータを最大まで上げられるようになるでしょう。
・近代化改修で上がるパラメータの種類と幅
近代化改修の素材とする艦によって上がるパラメータの種類が決まってきます。基本的には上がるパラメータは艦種によって決まりますが、艦それぞれで上がるパラメータの幅に違いがある艦もあります。
戦艦では、火力、装甲が大きく上がり、対空も1上がります。高速戦艦よりもより艦の大きな低速の戦艦の方がパラメータの上がり幅は大きくなっています。
空母は装甲、対空が大きく上がります。軽空母よりも正規空母の方が上がり幅は大きくなります。
重巡洋艦は火力、装甲が2、雷装が1上がります。重巡の中でも利根と筑摩はこれに加えて対空も1上がります。
軽巡は雷装と装甲が上がりますが、夕張と阿賀野型軽巡は対空、火力も1上がります。
駆逐艦は艦によってばらつきがありますが、火力、雷装、装甲のうち雷装は必ず1ずつ上がり、オプション的に火力、装甲のどちらかが上がる艦、両方とも上がる艦があります。また、雪風は対空が1上がる貴重な駆逐艦です。
潜水艦は雷装値が2、水上機母艦は対空が1と装甲を上げられます。
パラメータの上がり幅が4~8の場合には+1ボーナスがつきます。9~13では+2ボーナスがあります。
近代化改装では対空が上げにくくなっていますので、ドックの空きを見て空母、軽空母がドロップしたときには優先してキープしておくと、後々の改装が楽になります。
・あたり改修とはずれ改修
艦これでは近代化改修にも当たり外れがあります。あたりの場合には、上に書いたような艦に特有のパラメータ上昇分+ボーナスが丸々全部上がります。
ハズレの場合には、パラメータ上昇の基本部分を半分にして端数を繰り上げた分だけパラメータが上昇します。当たり外れのどちらになるかは完全にランダムですが、ハズレの方が確率は高くなっています。
・パラメータ上昇量の例
一般的な重巡2艦を一緒に使って近代化改修を行なう場合を考えると、重巡1艦では火力が+2、雷装が+1、装甲が2上がります。ですので2艦使うと、火力が+4、雷装が+2、装甲が+4です。ここにボーナスが乗りますので、合計で火力は5、雷装は2、装甲は5上がる可能性があります。
ハズレ改装の場合には、火力は2、雷装は1、装甲は2上がる形になります。
・近代化改修失敗
近代化改修が失敗するのは、改修を行なっても1つもパラメータが上がらなかったときだけです。どれか一つのパラメータが1つでも上昇すれば近代化改修は成功となります。
一つ上で書いた「ハズレ改修」と近代化改修失敗は別物ですので、そこには注意が必要です。
基本2艦以上を素材にすれば、素材が駆逐艦だけでも近代化改修失敗にはなりません。