模試を受けた後に活かすための勉強法

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模試は、受けること自体にも意味があります。実際の入試問題のレベルを把握できるほか、一定の緊張感を味わうことができるからです。しかし、受けただけで済ませてしまっては、模試を十分に活用できているとは言えません。やはり、受けた後の勉強の仕方が大切です。

まず、模試を受けた後は、受けた日のうちに自己採点をしてしまいましょう。問題用紙は多くの模試で持ち帰ることができるほか、解答解説冊子も配布されるケースがあります。こうした情報をもとに自己採点を行い、反省チェックを行いましょう。チェックが完了したら、弱点分野の補強に移ってください。

模試の結果が返ってきたら、まずは自己採点結果と比較してみましょう。特に、マークシート方式などの客観問題で誤差がある場合には、記入ミスなどをしている可能性があるので、それ以降に受験する試験の際には細心の注意を払いましょう。そのあと、順位や偏差値などを確認します。志望校合格に向けて、自分が今どのくらいのレベルにあるのかを把握するために大切なポイントです。この段階で志望校合格が難しいと判断した場合には、思いきって志望校のランクを下げるなどの行動を起こしても良いでしょう。逆に、それまで以上にやる気を出して勉強し、模試の判定を覆すくらいよい成績を収め、入試本番での合格を狙うことももちろんアリです。さらに、記述式の主観問題がある場合は、どのような基準で採点されたのかを綿密に分析しましょう。答えが合っていても減点されているケースや、逆に答えは間違っているものの部分点が与えられているケースも考えられます。こうしたケースには特に注目し、せっかく正解できているのに減点されている箇所を減らしたり、答えがわからなくても得点できる箇所を増やしたりしていきましょう。

模試の結果を踏まえ、反省ポイントがまとまれば、再び模試の過去問を解いてみると効果的です。自分が新たに立てた戦略が生きるのかどうかを試すことができるからです。