五感を最大限に活用した学習

日本の五感 小堀遠州の美意識に学ぶ (角川学芸出版単行本)

暗記をする際には、図を描くのが良い、声に出すのが良い、体を動かしながら覚えるのが良いなど、様々な方法が推奨されています。さまざまな方法がありすぎて、いったいどのような方法で勉強をすれば良いのか迷ってしまいます。では、実際に学習をする際には、どの方法をとるのがベストなのでしょうか。

もちろん、学習の仕方は個人ごとに向き不向きがあるので、自分にあったやり方を見つけて取り組むことが大切です。しかし、1つのやり方にこだわりすぎず、柔軟に複数のやり方を組み合わせるのもよいです。良いやり方を見つけた場合には、積極的にとり入れるようにしましょう。

複数のやり方を組みあわせる具体的な方法としては、五感を最大限に活用して学習するのが効果的です。とは言え、学習に嗅覚や味覚を活用するのは至難の業なので、ここでは、視覚、聴覚、触覚の3つをフルに活用することを目指しましょう。

では、英単語の暗記を例にとって考えてみましょう。英単語の学習では、スペルや発音、意味などさまざまな項目を暗記しなければなりません。これらを1つずつ覚えていくことは非効率であるうえ、今季が続かなくなって中途半端な学習になってしまう恐れがあります。そこで、一気に複数のスキルを磨けるような覚え方をしてみましょう。やり方としては、英単語を描きながら発音します。このとき、英語の発音だけでなく、日本語の意味も声に出すようにしましょう。こうすることで、書いているスペルを(触覚の活用)目で見つつ(視覚の活用)、発音を行い、自分で聞き(聴覚の活用)ます。単なる単語暗記のみならず、リスニング力の強化や、発音問題への対応力も磨くことができます。

このように、どうせ勉強するなら一気に効率的に学習できるやり方を考えてみましょう。そのためには、五感を最大限に活用することが大切です。同じ感覚ばかり酷使すると、集中力が続かなくなる恐れがあるので、できるだけバランスよくさまざまな感覚を活用するように心がけましょう。