あの最強ラブコメが11年ぶりに復活！映画「ブリジット・ジョーンズダメな私の最後のモテ期」見どころ総まとめ！

2016年11月14日2020年7月8日

2016年10月28日に映画「ブリジット・ジョーンズの日記ダメな私の最後のモテ期」が劇場公開されました。

2001年に公開された映画「ブリジット・ジョーンズの日記」。
ブリジット・ジョーンズ、32歳、独身。
お酒が大好きで体型はぽっちゃり。自分に甘くて立ち直りも早い。
恋も仕事も必死で頑張るけれど、ドジっぷりが凄い。
そんなブリジットの自虐的な人生を描いた現代に生きる女性の共感率100%の最強ラブコメディー。
その第三弾がなんと11年ぶりに公開！
ブリジットのお酒に酔って高らかに歌い上げる、あの一人ミュージカルも健在です！

シリーズ2作目の映画「ブリジット・ジョーンズの日記きれそうな私の12か月」のラストシーンで、ついにマークからプロポーズをされ、無事に幸せな結婚生活を送っているはずのブリジットでしたが･･･なんと彼女はいまだに独身！？
マークとの仲は？イケメンプレイボーイのダニエルは？はたまた新たな男性の登場か？と気になる43歳のブリジット・ジョーンズの恋と仕事を描いた映画「ブリジット・ジョーンズの日記ダメな私の最後のモテ期」の見どころをご紹介します。

これまでのシリーズのおさらいはこちら

あらすじご紹介

主演はレニー・ゼルヴィガーです。
43歳、理想は教会で素敵な結婚式を挙げて幸せになっているはずだったのに･･･。
43歳になったブリジット・ジョーンズ。
あの感動的なラストから何があったのやら、堅物大物弁護士のマークと別れて5年。
結婚は諦めていないが、相手はいない。
そんな時出会ったのは、パトリック・デンプシー演じる優しいIT実業家のジャック。
しかし、その直後、コリン・ファース演じる元カレのマークとも再会。
なんとヨリを戻したいと告げられてしまいます。
（せっかく、頑張って忘れたはずなのに、ブリジットの心はマークにも惹かれてしまいます。）
まさかの三角関係に発展！さらに思わぬ出来事が！
いくつになってもブリジットの恋は波乱の連続！
彼女は誰と結ばれる？彼女が最後に選んだ相手とは？
独身ブリジット・ジョーンズが恋に仕事に奮闘する姿を描き、世界中が絶賛した最強のラブコメディーが11年ぶりに帰ってきました！

タイトル：「ブリジット・ジョーンズの日記ダメな私の最後のモテ期」
２０１６年１０月２８日TOHOシネマズ日劇全国ロードショー
配給：東宝東和
公式サイト： http://bridget-jones.jp/

原作がない予測不能なオリジナルストーリー

映画「ブリジット・ジョーンズの日記」シリーズの原作は、ヘレン・フィールディングの世界的ベストセラーの同名小説シリーズですが、現在刊行されている原作は3冊。
そのうち2冊は皆さんも知っての通り、映画化された
「ブリジット・ジョーンズの日記」と「ブリジット・ジョーンズの日記きれそうな私の12か月」です。
そして、3冊目は2015年に発売された完結編「ブリジット・ジョーンズの日記恋に仕事に子育てにてんやわんやの12か月」です。
完結編でのブリジットの年齢は51歳、マークと幸せな結婚生活を送り可愛い子ども2人にも恵まれていましたが、なんとマークが紛争地帯で事故に遭い急逝。
シングルマザーとなったブリジットの、年下の恋人や子どもの学校の先生との恋に仕事に子育てに大忙しな日々が悲喜こもごもに描かれています。

･･･ちょっと待って！？と思ったそこのあなた！そうです！今回の新作映画でのブリジットの年齢は43歳なんです。
しかも幼なじみのマークとは破局していて、独り身の誕生日をブリジットが悲しい時の定番曲「All By Myself」を今回も一人ミュージカルよろしく、高らかに歌い上げています。
その後、実業家のジャックと出会い、マークとも再会する展開になっていくのですが･･･。

一応「最後のモテ期」という副題なのでこれでラストだと思ってしまいますが、ブリジットを演じていたレニー・ゼルヴィガーは「（これで終わりか）それはちょっとわからないわ。もしかしたら･･･。」とインタビューで答えていたので、もしかしたら続編があるのかも！？51歳になったブリジットに会えるかも！？と期待してしまいますね。（ちなみにレニー・ゼルヴィガーは現在47歳です。）

というわけで、本作は原作がない完全オリジナルストーリーになりますが、脚本は原作者のヘレン・フィールディングが担当していますので、これまでのシリーズ以上にハジけたブリジットに今回もしっかり笑わせてもらえます！
面白いネタが絶妙にちりばめられていますし、ブリジットの家族のシーンではジーンと温かい気持ちにさせてもらえます。
今までは色々ドジの連続でなかなかうまくいかなかったけれど、本作では上手くいきすぎてしまって、二人の素敵な男性が自分を取り合うという慣れない展開にどうしたらいいのか？と悩むブリジットも見どころです。

アンビリーバボーな展開の連続！に笑い転げる

これまでも主人公・ブリジットのドジっぷりとそれでも決してめげないポジティブ・パワーで突き進んだ結果、余計大変なことになってしまう展開に、おなかがよじれるほど笑わせてもらい、私たちにたくさんパワーを分けてくれたブリジットですが、今回も凄いことになっています！
イケメンIT実業家のジャックと出会うシーンでは、上から下まで真っ白コーデなのに泥だまりに顔から見事に突っ込み、泥だらけ。さらには泥酔して他人のテントに侵入。
ブリジットの長所でもあり最大の短所でもある快楽至上主義は年齢とともに増長し、ジャックとワンナイトラブを繰り広げた後に元カレ・マークと再会し、マークに「君のことが忘れられなかった！」なんて言われたものだから、ブリジットの心はグラグラ。マークとも一夜をともにしてしまいます。
そして、その結果、どちらの子かわからない妊娠をしてしまうブリジット。
「母親になる！！」というシリーズ最大のアンビリーバボーな展開にもブリジット節はいかんなく発揮されます。
当然自分の子だと疑わないジャックとマークに対し、エマ・トンプソン演じる産婦人科医にアリバイ協力を仰ぐブリジット。
ブリジットに「お芝居をして！」と言われた時のエマの顔が何とも可笑し過ぎます！
果たしてブリジットは無事に出産することができるのでしょうか？
そして、おなかの子どもの父親は？
アンビリーバボーな連続の人生を送るブリジットに平穏は訪れるのでしょうか？
「ブリジット・ジョーンズの日記」シリーズは女性が奮闘する作品なので、女性が多く観に行ってはいますが、男性も爆笑していました。
久々に声を出して笑える傑作ラブコメディーです。

最後のモテ期！？ブリジット･ジョーンズがモテるワケ！

11年ぶりのブリジット･ジョーンズはしっかり歳だけは重ねて43歳に。
今年も一人寂しくバースデーソングを自分に向かって歌う誕生日を過ごした翌日、ブリジットの日々は一転、ジャックとマークという二人の素敵な男性とイイ感じになります。

快楽至上主義者のブリジットは、楽しいことが大好きでお酒も煙草も止められないのでダイエットをやり遂げたことはほぼなく、挙げ句、ベージュのデカパンでベッドインしてしまう始末。
しかし、気づけば一作目から本作までを通して、常に複数の男性からアプローチをされ続けています。
それはなぜか？
「女は愛嬌」という言葉がありますが、ブリジットはどんな苦境に立たされていても、持ち前のポジティブ・パワーで笑顔を忘れない、嫌なことは歌を歌って吹き飛ばしちゃえ！！といつも明るくタフです。
誰の子かわからないという自分に不利な事実を必死で隠そうとするも上手く隠しきれずにあっさり白状してしまうのも、隙だらけで可愛らしいですよね。
男性のタイプにもよりますが、ベージュのデカパンでベッドインも見方によっては、自分には始めから素を見せてくれているのだなと嬉しく感じるのではないでしょうか？

計算も駆け引きも一切なしのブリジットの生き方は、キラキラ輝いていて男性だけでなく女性をも惹きつけ、「こんな風に生きられたら楽しいだろうな。」「こんな友達が欲しい！！」と思わせてくれる等身大の愛され女子です！

大人の男ってやっぱり素敵！コリン・ファースとパトデン、あなたならどっち！？

本作でブリジットを巡ってけん制し合う二人の大人の男性、パトリック・デンプシー演じるIT実業家のジャックとコリン・ファース演じるバツ2の堅物弁護士のマーク。

生まれてくる子どものために子供部屋を用意し、ブリジットにはサプライズプレゼント、子育て教室にも参加し、大人の包容力で積極的にブリジットにアプローチしてくるジャック。

ブリジットの幼なじみでブリジット自身も運命の相手だと思っていたバツ2の弁護士のマークは、堅物で冗談が通じず、ブリジットとも正反対ですが、誠実で実直にブリジットへの深い愛を伝えようと努力します。

本作は基本、5秒の1回のペースで笑いの波が押し寄せてくるほどのコメディーなのですが、その合間に挟まれるコリン・ファースとパトリック・デンプシーの酸いも甘いも知り尽くした大人の男性の色気が凄いんです！！
「ヒュー・グラントが出ない「ブリジット・ジョーンズ〜」なんて観ないわ！」と思っている女性の方々、見逃すと絶対に損しますよ！
チャーミングな笑顔が素敵なリアル王子様・パトデンは、ヒューを凌ぐセクシーさと甘さを併せ持ち、コリン・ファースも現在56歳とは到底思えない現役バリバリの大人の色気！！内面から溢れ出るビシッとした英国紳士っぷり！！
パトデンのようにわかりやすくアプローチはしないけれど、「いつもブリジットのことを想っているよ。」という誠実さが素敵です。
二人のスクリーンからダダ漏れのフェロモンに、これはブリジットじゃなくても選べないよ！！と完璧ノックアウトされてしまいます。
ブリジットがどちらを選ぶのか？ということ以上に、自分だったらどちらがいいかな？と物語に入り込んでしまうこと請け合いです。

いかがでしたか？
主人公・ブリジット・ジョーンズを1作目から15年にわたって演じたオスカー女優のレニー・ゼルヴィガー。
現在47歳のレニーですが、映画PRのため、来日した彼女は昔と変わらず、あの何ともキュートな柔らかい話口調と可愛らしい仕草は健在！
今回、11年ぶりにブリジットを演じるにあたって、レニーはコリン・ファースと一緒にシリーズを観直したそうです。
レニーはその時のことを「観直すのはとても気持ちよかったわ。懐かしい友達に会うみたいよ。新しい脚本を受け取った時、またブリジットの世界に戻れたわ。一緒に成長した旧友と再会したみたいで特別な体験だったわ。」とインタビューで語っています。
これぞ大人のラブコメディー！
実はかなりリアルな大人女子の夢が詰まっていて、お肌に良いフェロモンとブリジットのポジティブ･パワーにたくさん元気を貰える作品です。

（文 / Yuri.O）

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