中学受験の受験校の決め方

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中学受験をさせる際には、どの学校を受けさせるべきか悩みますよね。そこで、中学受験の受験校の決め方をいくつか比べてみましょう。

まずは、何としてでも公立への進学を避けさせるケースです。地元の公立中学校が遠くはなれていたり、評判が非常に悪かったりといった理由で、絶対にどこかの学校に合格させたい場合がこれに当てはまります。この場合は、実力よりも偏差値が低く、大きめの失敗をしても合格できる学校を中心に受験校を選択しましょう。小学生はいくら塾などで訓練を積んでいても、当日に思わぬ失敗をしがちです。余裕を持たせて受験させましょう。より理想的な受けさせ方としては、上位のコースに不合格になっても、下位のコースに回し合格できればよいです。

逆に、失敗すれば公立に進学しても良い、と考えているなら、積極的にチャレンジさせることができます。実力以上の学校を積極的に受験させましょう。ただし、模試などの成績から、子供の成績に波がある場合に限ってください。安定した成績を収めているなら、チャレンジ校を受験させたところで、合格する可能性は低いです。逆に波があるなら、入試当日に調子が良かったり、得意な分野が多数出題されたりといった追い風に乗って、チャレンジ香の合格を勝ち取れる可能性があります。ただし、受験に失敗すると子供は予想以上に落ち込むことが少なからずあります。親の考えとして公立への進学がアリな場合でも、あらかじめ子供の意向をきちんと確認しておきましょう。

これらの中間に位置する受けさせ方があります。受験の初日や2日目などに各日に合格を勝ち取り、3日目以降にチャレンジ校を受けさせる方法です。この方法だと、1日目の結果を踏まえながら、3日目以降の受験校を決めることができます。具体的には、3日目以降に行われる入試について、チャレンジ校と安全校の両方に出願しておきます。そして、1日目に合格できればチャレンジ校、不合格であれば安全校を受験していきます。リスクを抑えつつ、よりハイレベルな学校に合格できるチャンスが広がります。