英語多読の意義とメリット

[HELEN BANNERMAN, FLORENCE WHITE WILLIAMS, VALERY CARRICK, NEVILL FORBES]の自然に身につく!1万語英語多読

英語学習においては、内容を細かく理解することはさておいて、簡単なものでよいのでできるだけ多くの英語に触れるべきだ、という考え方があります。この考え方において重視される「多読」にはどのような意義があるのでしょうか。

多読を行うことは、飽きが来にくいメリットがあります。英語に限らず、語学学習においては継続が極めて大切です。いくら素晴らしい教材を使用したとしても、三日坊主に終わってしまえば、英語力の向上には期待できません。多読では、たとえつまらない文章が出てきたとしても、「たくさん読む」ことが目的なので、それほどこだわらずに流してしまうことができます。その結果、イヤな文章と長時間にわたって向き合わずに済み、学習を継続しやすくなります。また、教材にはよしあしがありますが、たとえ悪い教材に当たってしまった場合でも、さまざまな教材の中の1つとして学習しているので、悪い教材の影響をまともに受け、学習がほぼムダになってしまう可能性は低くなります。

さらに、多読を行うことで、自然な英語のリズムに触れる機会が増えます。文法書などで基本ルールを学習したり、単語を暗記したりすることも英語学習において役立ちますが、いくら文法書や単語集を読みこんでも、実際に使われている英語との間には開きがあります。この差を埋めるためには、できるだけ多くの英語に触れるしかありません。多読をすることによって数多くの英文に触れ、直感的に自然な英語が浮かぶようなトレーニングを行うことができます。具体的には、冠詞のaとtheの使用法や、前置詞の使い分けなど、文法書の学習をするだけでは理解が難しい部分についても、多くの英文に触れることによって自然に吸収しやすくなります。

加えて、学習の成果が目に見えやすいのも多読のメリットです。多読に用いた英文をためておけば、自分がどれくらいの量の英文を読んだのかが一目でわかります。「自分はこれだけ勉強したのだ」という達成感を味わいたい人に取っては、多読によって学習成果を目に見える形で残せることは大きなメリットといえます。