成果の「見える化」が子供を伸ばす

見える化-強い企業をつくる「見える」仕組み | 遠藤 功 |本 | 通販 | Amazon

教育においては、「ほめて伸ばす」、「細かく管理する」など様々な方針が打ち立てられています。これらはいずれも、教育の対象となる子供の性格や成績などによって、向き不向きがあるのではないでしょうか。ところが、1つ、どの子供を延ばすのにも役立つのではないかと考えられる教育方針があります。それは、成果の「見える化」です。

ビジネスにおいても、実績を数値化して明示することは、適切な競争を生み出すとともに、従業員のモチベーションを高める効果があります。これを教育においても導入すれば、一定の効果が期待できるのではないでしょうか。

とはいえ、成績はすでにテストの点数で「見える化」されているではないか、努力面も学校の通知表などに記録されているではないか、という意見があるかと思います。確かに、すでに「見える化」が実現している部分もあります。しかし、日々の学習1つ1つを見える化すれば、さらに高い効果が期待できますよ。

具体的には、ドリルやプリントで学習をしたりした場合に、学習の成果を子供自身に記録させます。こうすることで、自分の学習成果をすぐに体感することができます。もちろん、学習の成果として成績アップにつながれば理想的ですが、必ずしも学習量と成績は比例しません。そのため、効率よく学習することが苦手な子供は、努力しても成果が見られない(≒無駄だ)という発想に陥りがちです。この流れにはまってしまうと、やらない→できない→もっとやらなくなる、という負のスパイラルとなります。こうならないためにも、学習の成果をすぐに記録し、後からいつでも見返すことができるようにすると良いでしょう。最初は記録が難しい子供もいるので、周囲が記録シートを準備してあげるなどの手助けをしてあげましょう。記録シートといってもエクセルで5分くらいかけて作る簡易なもので大丈夫です。ただ、記録する作業の部分は必ず子供自身にさせて、学習成果を実感させるようにすることが大切ですよ。