子供を「朝型」に切り替える3つの方法とは?
受験をさせるために塾通いをしている子供は、どうしても夜型になってしまいがちです。夕方から夜にかけて塾で勉強する機会が多く、特に学年が上がってくると帰宅するのが夜十時を過ぎることもしばしば。就寝時間は十二時近くになってしまってもやむをえません。こうした生活が続くと、次第に子供は朝起きるのがつらくなってきます。朝に寝ぼけた状態で計算や漢字などの学習をさせてもなかなか効果が上がらず…ということもあるでしょう。夜に勉強しているのだから仕方ない、という考え方もありますが、受験は朝からスタートします。試験の時に眠気のあまり実力が発揮できなかった、ということがないよう、しっかりと朝方に切り替えさせるようにしましょう。では、どうすれば子供を朝型に切り替えられるのでしょうか。3つの方法を紹介します。
まずは、極力就寝時間を早めることです。塾での次週には極力参加させないなどして、少しでも帰宅時間を早めます。また、帰宅したらお風呂に入って寝るだけ、という状態を整えてあげましょう。
次に、朝日をしっかりと浴びることです。これは、朝に弱い大人がとるべき対策としてもよく指摘されています。特に子供は「朝である」という意識を自らの心の中で持ちづらいです。会社員と比べると、だらだらしていても学校をクビになるわけではないですから。そこで、体で朝の訪れを実感させることが大切です。寝ぼけ眼の状態でもよいので、朝日をたっぷり浴びさせるようにしましょう。
さらに、朝には漢字の学習は避けましょう。暗記系の内容は、脳があまり活性化していない状態で取り組んでも効果が薄いです。計算をやらせるか、音読させるなどして声を出させれば、体も脳も目覚めやすくなりますよ。
こうした工夫を地道に積み重ね、受験シーズンまでにしっかりと朝型に切り替えておきましょう。いったん朝型になっても、取り組みを継続しないと再び夜型に戻ってしまうことがあります。受験が終わるまで気を抜かず、朝型人間であり続けられるようしっかりと子供をサポートしていきましょう。