通信添削の効果とは?

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勉強を支援してくれるサービスには、集団塾や個別指導塾、家庭教師などがあります。しかし、これらはいずれもあらかじめ時間を設定する必要があります。毎週決まった時間に勉強できるとは限らない子供にとっては、なかなかサービスを利用しづらい面があります。個別指導塾では柔軟な指導日程を組んでくれるケースもありますが、毎回同じ講師に習いたいとなると、時間の制約が出てきます。逆にいつでも空いている講師なら、能力が低いのではないかと不安になってしまいますよね。

こうした子供は、参考書を買ってきて自学自習する方法もあります。ただ、この方法ではセルフマネジメントがしっかりできていないと、どんどん勉強面でおくれをとってしまいます。せっかくやる気があったのに不適切なマネジメントが原因で、効率の悪い勉強になっている可能性もあります。こうした課題を解決したければ、通信添削を活用する方法があります。

通信添削では、定期的に問題が送付されてきます。そのため、送られてくる問題に確実に解答する習慣を身に着けることができれば、ある程度体系だった勉強をすることが可能です。最近ではタブレット端末を利用した通信教育も盛んになってきていることから、演習量の不足という通信添削の弱点も克服されつつあります。

さらに、自ら努力して作成した答案に対してフィードバックがもらえることで、モチベーションアップにもつながります。家庭教師や個別指導塾では担当講師、集団塾ではクラスメートと励まし合いながら学習を進めるのが基本です。そのため、自宅で自ら学習するとなると、どうしてもやる気が失われがちです。通信添削でフィードバックをもらうことができれば、努力を評価してもらえることで新たな勉強エネルギーを生みだしやすくなります。

このような効果が期待できる通信添削ですが、定期的に解答しなければ無意味です。まとめてやるくらいなら市販の参考書を使うほうがリーズナブルだからです。通信添削で成績アップを狙うなら、少量ずつでもよいので答案の返送を習慣づけられるようにすることが大切です。