私が13年間も相撲ファンであり続けられる理由について

大相撲 2017年(平成29年) カレンダー

私が相撲ファンになったのは平成16年春場所で、それから、ほぼ13年が経ちます。この間、ずっとファンであり続けることができたのは相撲に関して複数の観点から観戦したり、調べたりすることが好きだからです。

相撲を見始めた当時は横綱貴乃花関が引退してから1年経ち、相撲人気は殆どありませんでした。そのような状況で、なぜ相撲に興味を持ったのかといいますと、NHKのラジオをよく聞いていたからです。元々はNHKの夕方の情報番組をラジオで聞くのが好きでしたが、大相撲が行われている期間は、それが休止されます。初めは、その期間中は別の放送局に変えていましたが、ある時にそのまま聞いてみようと思い、聞いてみると情報番組とは違って、素早く刻々と変わっていく会場の状況や力士の成績を伝えていく音声に面白さを感じました。こうして何十回も音声を聞くうちに横綱や十両など、大相撲の番付の仕組みに興味が沸き、調べてみると階級ごとに給与や扱いが大きく異なる点などが分かり奥深さを感じました。

それから、興味が次第に力士個人のことや、相撲部屋のこと等に広がり、ラジオで聞いていたのが、テレビで見るようになりました。このようにして、どんどん相撲に関する知識が増えるほど興味が増していきました。自分自身が理系出身で調べることが好きである点や好奇心旺盛な性格である点から、このような楽しみ方ができるのだと思います。

また、テレビ中継では毎日20~30番の取り組みを見ることができますが、これらの取り組みを見る際、技などの技術面に注目したり、力士の心情を予想したりしながら観戦するなど見方を変えながら楽しめる点も長くファンであり続けられる理由の1つです。

そして、この13年で観客に対するサービスが充実して相撲人気が復活していく過程を実感できた点や、初期の頃に応援していた力士が引退して親方になると自然と、その弟子を応援するようになった点でも大相撲に対して楽しみを、ずっと持ち続けられるのではないかと思います。おそらく一生、大相撲が趣味になると思います。