相撲教習所とは

相撲教習所とは、相撲部屋に入門した新人力士が通う学校のような施設です。場所は両国国技館にありますが、裏側の一角に設けられているので、普段は目に付きにくく、始めは見つけるのに少し苦労したほどでした。教習所は今年で出来て60年になります。以前は蔵前国技館内にありました。

相撲教習所 – Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%9B%B8%E6%92%B2%E6%95%99%E7%BF%92%E6%89%80

相撲部屋に入門するルートは一般の他に、学生時代に優秀な成績を残した人は付け出しという形で幕下や三段目からスタートするものもありますが、これらのケースを含めて全て入門してから半年間は通うことになります。ただし、幕下付け出しで昇進が早く、半年以内に関取に上がった場合は、その地点で通学が免除されます。このようなケースは遠藤関と逸ノ城関の2例ありましたが、いずれも半年間きちんと通っていました。

そこで行われている内容は実技と座学です。月曜日から金曜日まで、実技は朝7時から2時間半、座学は朝10時から1時間それぞれ行われます。いずれも全員が同じコースを受けることになりますが、実技は力士のレベル別に四股やテッポウなどの基本的事項や塵手水のやり方など、取り組み一連のルールを指導担当の親方や幕下力士から学びます。座学では、相撲史や相撲甚句といった専門科目から、書道や現代社会など一般的な科目まで勉強しています。担当の講師は外部の専門家が多いです。ちなみに、この座学では入門した行司や呼出などの裏方職も書道を中心に参加しています。先述したとおり、座学の時間は実技の後なので、眠たくなる力士もおり、もし寝てしまった場合は、竹刀で一発叩き起こされます。でも、その後は国技館の地下食堂で昼食が待っており、おかわり自由なので、大食い力士にとってはお楽しみの時間と言えるのと思います。昼食後に各自の部屋に戻って、1日が終わるという流れになっています。

ちなみに、この相撲教習所は、一般見学ができる土俵祭が終わった後に開放されていて、そこで実際に座学を体験することもできます。私も1回受けたこともありますが、力士達が学んでいる場所を見る機会や内容は普段では、なかなか体験できないので、すごく新鮮な気持ちでした。