ファミコンソフト体験記「北海道連鎖殺人 オホーツクに消ゆ」犯人は?…
今回紹介する作品はこちら、「北海道連鎖殺人 オホーツクに消ゆ」です。ファミコン世代の人であれば名前は聞いたことがあるでしょう。当時RPGとして一躍有名となったドラゴンクエストシリーズのシナリオを担当した堀井雄二氏が本作品のシナリオも担当しています。
また、この作品とポートピア連続殺人事件、軽井沢誘拐案内をまとめて堀井ミステリー三部作と呼ばれたりもします。
ゲームシステムについては、堀井ミステリー三部作として扱われているポートピア連続殺人事件と同様のコマンド選択式謎解き型アドベンチャーゲームとなっています。おなじみの「しらべる」をはじめ複数の選択肢を使いながら事件の真相に迫ります。
一部「たたかう」といったアドベンチャーゲームとは離れたイメージを持つ選択肢もありますが、これはこれで重要なコマンドになります。詳しくは実際にプレイしたときにわかるでしょう。
また、アドベンチャーゲーム特有の「詰まった時は全コマンドを片っ端から試してみる」方法を使うと「ハマり」状態に陥りゲーム進行不可能状態となってしまうことも、本作品の特徴の一つです。
次にストーリーについて説明します。
東京湾の晴海埠頭にて男性の死体が発見され、担当警部の主人公と部下の黒木が身元調査をしたところ、北海道に住む増田文吉であることがわかり、これが連鎖殺人の始まりとなります。
事件の真相を確かめるため、単身で北海道へ乗り込む主人公は、北海道警察の猿渡俊介と合流し、増田の身辺調査から調査を始めます。
その調査を進めているうちに別な男性の死体が北海道内で発見され、増田と関係のある人物であることからこの二つの殺人事件に関係性があると主人公は推理し、その調査範囲を拡大していくうちに、更なる悲劇が・・・、といったストーリーになっています。
舞台の北海道各所ですが、網走刑務所や摩周湖といった有名どころが多く、ミステリーファンのみならず旅行ファンも着目するような作品となっているほか、民芸品のニポポ人形が事件に絡むなど、見どころの多い作品となっています。
この作品を含めた堀井ミステリー三部作を携帯用アプリとして現在も配信されていますので、未プレイの方は是非プレイしてみてください。
皆さんはこの謎を無事に解き明かすことができるでしょうか・・・。