今後の相撲界の楽しみ

BBM2017大相撲カード■レギュラーカード■77/照ノ富士 春雄/オフショット

今年の初場所で遂に田子の浦部屋に所属している第72代横綱稀勢の里関が初優勝を果たし、19年ぶりの日本出身横綱が誕生したこともあり、相撲界の人気は鰻上りとなっています。春場所のチケットは完売状態となるなど、新横綱に対する期待は大きいのが現状です。

しかし、それ以外にも相撲界に対する楽しみはたくさんあります。まずは、入幕の可能性が大きい木瀬部屋所属の宇良関や、幕内に上がっている宮城野部屋所属の石浦関のような軽量力士が繰り広げる相撲展開を幕内の土俵で毎日見られる点が挙げられます。基本の押しや寄りなどの相撲だけでなく、相手の下に潜ってから見せる珍しい技や展開は期待が大きいです。現に先場所、宇良関はたすき反りという関取初の決まり手を出しています。

次に、1990年代生まれ、いわゆる平成生まれの若い力士の番狂わせが次の場所も見られるかも楽しみです。例えば出羽の海部屋所属の御嶽海関は先場所、金星と銀星を2つずつ挙げましたが、これが自分の力を制御した上で上げた白星であるため、かなり期待ができると思います。ちなみに銀星は前頭の力士が大関に勝った時の白星のことをいいますが、金星のような報酬アップなどはありません。また、小結で稀勢の里関の横綱土俵入りで太刀持ちを務める可能性が高い、高安関も先場所は大関以上で星を落としたのが第70代横綱日馬富士関だけで、11勝も挙げることができました。これらのような若手力士のうち平成生まれ2人目の大関は誰になるのかという楽しみ方もあります。平成生まれ初の大関は伊勢ケ浜部屋所属の照ノ富士関ですが、大怪我で苦しんでいることを考えれば、若手力士が昇進すれば将来性があり、また楽しみが増えてきます。

さらに、取的という関取以下の力士を見ていると平成13年、即ち21世紀生まれの力士が武蔵川部屋と大嶽部屋で1人ずつ誕生しており、今後は21世紀生まれの力士初の関取は誰になるのかという楽しみを持てば、相撲界を長い期間楽しむことができると思います。