誰しもが精一杯に生き抜くこと「最も大切なボランティアは、自分自身が一生懸命に生きること」
ボランティアと聞いてもどこで何をしたら良いのか、自分には何ができるのかと考えたり、少し敷居の高いものと考えている人もいるかもしれません。例えば、ごみの清掃ボランティアは地域でも色々な場所で行われていて目にしたこともあるかもしれません。そのように、ボランティアは身近な物から色々な物があります。
この本では日本だけの話ではなく、アジアに目が向けられています。国際ボランティアを経験したカメラマンの池間哲郎氏が20年以上かけて取材したアジアの貧困地域の子供たちの姿が書かれています。
日本は豊かな国と言われすが日本のような豊かな暮らしは20パーセント程度で残りの80パーセントは開発途上国なのです。当たり前のように物を買ったり衣食住に困らない生活をしているとなかなかアジアの他の地域での生活を考えたりすることは少ないかもしれません。
食べるものがなかったり、適切な医療が受けられなかったり、安全な飲み水が確保できなかったり、様々な生活の課題を抱えている国があるのです。例えば、アジアの貧困地域のごみ捨て場で生きる子どものうち15歳まで生きるのは3人に1人と言われているのです。
このような過酷な状況にある子どもたちの事をもっと知って欲しいも言う気持ちがこの本にはあります。著者はカメラマンであり、国際ボランティアに積極的に取り組んでいます。そして、DVDもついているこの本ではごみ捨て場で働く子どもの映像があります。著者のナレーションもありゲンジョウガ分かりやすく説明されています。
困難な状況のなかでも一生懸命に自分が精一杯に生きていく大切さを学ぶことができます。日本の子どもたちも精一杯に生きることや命の大切さを知ることがより、人生に影響するだろうこと、そのためにも日々の生活の大切さを実感させられる内容となっています。