生活しやすい環境とは「発達障害の僕が輝ける場所をみつけられた理由」

2018年4月7日

[栗原 類]の発達障害の僕が 輝ける場所を みつけられた理由

発達障害と聞くと、障害者だからちょっと人とは違うとか、生活していくのが大丈夫なのか等、日本では障害者というくくりで、障害ゆえに生活の中で出来ることが制限されてしまうことも少なくありません。

著者の栗原類はニューヨークで育っています。それゆえに現在の彼の姿があるのかもしれません。
栗原類は8歳の時にニューヨークで発達障害であるADDの診断を受けています。家族関係も彼の育ちにかなりの影響を及ぼしていますが、母親も同じ発達障害があったのです。けれども、母親は彼のことを愛し育てて成育を見守り続けてくれていました。

アメリカでの生活が日本にはないおおらかさや寛容さがあり、発達障害があっても育ちやすい社会環境があったことも、英語を話すなどの語学力がついたことも彼ののちのちの自信となっています。中学時代ではメンズノンノのモデルとしてデビューし、17歳でテクネガティブなどくとくなタレントとして一躍有名に、19歳でパリコレのモデルデビューもはたしています。

ADDということで、普通なら人との関わりや極められた日程日時などの集合、苦手なことは沢山あるなかでも、彼は自分を見つめて苦手なコミュニケーションも克服し、モデル・タレントとして活躍しています。

彼の人生の一部をこの本で読んでいると誰もが輝ける場所を見つけることができると前向きなメッセージも感じられます。また、母親の偉大さなど、家族の大切さ家族関係の温かさにほっとさせられます。

日本でも発達障害の誰、ということでなく、それぞれの個性としてその人を見て、その人とみんなが同じ人として生活していける環境が大切であることも考えさせられる本です。