サンワサプライのBluetoothヘッドセットと専用チャージャーでシガーソケット有効活用
たばこを吸わない方にとっては自動車のシガーライターソケットって、半分無用の長物と化しているかもしれません。ですがよく考えるとあのコネクタ、自動車に乗っているときに電源を引き出せる便利なソケットでもあります。
これをうまく使ってしまったのが今回取り上げるサンワサプライのBluetoothヘッドセットと、専用チャージャーの組み合わせ。ものすごくスマートなやり方で、小型のBluetoothヘッドセットの紛失問題も解決してしまった形です。
今回は目からうろこ的な素晴らしいシガーライターソケットを活用方法を提案してくれる、サンワサプライのBluetooth片耳イヤフォン「400-BTMH004BK」をご紹介します。
片耳用の超小型Bluetoothヘッドセット。だけじゃない
サンワサプライのBluetoothヘッドセット400-BTMH004BKは、ヘッドセット部分だけを見ると最近流行の完全ワイヤレスイヤフォンの片方だけ、みたいな形状に見えます。
実際、多くの完全ワイヤレスイヤフォンのイヤーピース一つよりもより小さいぐらいのサイズを実現していて、これで両耳タイプを作ってくれたら、と思うぐらいになかなかにかっこよいデザインを実現しています。
ですが多分この製品のコンセプトでは、イヤーピースは半分オマケ的な感じになっているかもしれません。
専用のチャージャーは自動車のシガーライターソケットに直接差し込むタイプで、充電の際にはシガーライターソケットに差し込んだ状態の充電器にイヤーピースを装着すればOKという、非常にスマートなやり方を提案しています。
この製品のイヤーピースもそうですが、保管場所の問題で完全ワイヤレスイヤフォンはイヤーピースを紛失する可能性があるのが弱点の一つと言えると思います。
その点この製品ならば、イヤーピースを使わないときにはシガーソケットに接続している専用チャージャーにイヤーピースを戻すようにすれば、ほとんどイヤーピース紛失の危険性はなくなると言っていいでしょう。
イヤーピースが小さい分、内蔵バッテリーの容量が小さくバッテリー駆動時間は短くなっていますし、専用チャージャーはシガーライターソケットから電源を取る専用の形ですから、自動車での利用専用と言った運用にはなると思います。
ハンズフリー通話が必要になるのは自動車の運転時が多いはずですから、うまく使い途を絞り込んだ製品と言えるのではないでしょうか。
なにより、車での利用がとてもスマートですね。
イヤーピースの充電だけじゃないチャージャー
この製品の専用チャージャーは、イヤーピースの充電だけの機能ではないところにも作り込みのうまさを感じます。
2口のUSB Type-A形状の電源の出力端子を持っているのです。
1つは2.1A出力が可能で、多くのスマートフォンなどの急速充電に対応できます。もう一口は1A対応で急速充電は出来ませんが、2つの機器の同時充電・給電が可能な仕組みになっています。
スペック
イヤーピースは重量が約4gと非常に軽量です。
3種類のサイズのシリコン製と思われるイヤーチップが付属していて、個々人の耳穴の大きさの違いにもある程度対応してくれそうです。
そもそもイヤーピースが非常に軽量ですので、若干耳穴へのフィット感が完全ではなくても、イヤーピースが外れやすい、といったことは起こりにくいと思われます。
ただしイヤーピースが小さい分、内蔵バッテリーの容量は犠牲になったようで、連続通話、音楽再生とも1.5時間までの利用が限界となっています。待ち受けは連続60時間程度可能になっていますので、やはり車内でのハンズフリー通話用として作られていると考えた方が良さそうです
音声のコーデックの方も高音質のAACやaptXなどには対応しないようですから。