ボーズから360度サウンドの防滴BluetoothスピーカーSoundLink Revolveシリーズ登場
スマートフォンで音楽を聴く層の増加に合わせてか、Bluetooth接続のイヤフォンやスピーカー市場が賑わいを見せています。市場を加速させた要因の一つはイヤフォンジャックを廃したiPhone 7シリーズにあったのだろうと思います。
そんな中ボーズもこの市場のど真ん中にBluetoothスピーカーを投入してきました。屋外での利用も十分に考えられる防滴仕様を盛り込んだスピーカーです。
今回はボーズのBluetoothスピーカー、「SoundLink Revolve」と上位機種「SoundLink Revolve+」をご紹介します。
SoundLink Revolve
よりコンパクトで身近なモデルがSoundLink Revolveのほうです。
製品写真だけ見ると随分と大きなスピーカーかと思うのですが、実際にはかなりコンパクトな筐体で、形は末広がりの円筒形。直径が一番太いところでも8.2cm。高さは15cmと太めのマグボトルぐらいのイメージでしょうか。
重さも670gと軽量です。
サイズがコンパクトですから、口径の大きな振動板を持つスピーカーが使えません。ですがそこはさすがボーズ。パッシブラジエーターを2つ備えることで低音も十分な量感を持った再生が出来る音作りをしています。
また、このシリーズの特徴は、360度ぐるりと広がる音の空間を作れるところ。
1基のスピーカーを下向きに配置し、その下に独自の音のディフューザーを置くことで、音圧の偏りのない自然な無指向性サウンドを実現しています。
無指向性スピーカーと言われるタイプの製品は以前からあるにはあったのですが、あまり普及してはいませんでした。ここに来て、しっかり音楽を聞き込む、というよりもBGMで部屋などの空間を満たす、という方向性のスピーカー製品が少しずつ市民権を得ているような感じです。
ソニーの電球型スピーカーなど、受け入れられつつある製品も増えてきています。
SoundLink Revolveもそんなスピーカーの一台と言えるかもしれません。
その他のスペック
SoundLink Revolveはバッテリーを内蔵していて電源のないところでも最大12時間の駆動が可能です。
また、IPX4クラスの防滴性能を備えていますので、屋外で利用中の突然の雨などにも安心感の高い作りになっています。
2台のSoundLink Revolveをリンクさせることでステレオスピーカーとしても利用することが可能になっています。本機独自の360度サウンドともあわせ独特の広がりのある音の空間表現が出来るようになっています。
SoundLink Revolve+
SoundLink Revolveの上位機種になるのがSoundLink Revolve+です。SoundLink Revolveよりもサイズも一回り大きくなり、その分、音もパワフルになります。
形ははやり末広がりの円筒形。
直径は最大で10.5cm、高さは18.4cmとSoundLink Revolveよりも一回りから二回りぐらい大きくなります。重量は910g。スピーカーとしては十分に軽いと言える重さですね。
SoundLink Revolve+にはSoundLink Revolveになかった取っ手が付きますので、見た目のイメージがかなり異なります。どこか水差しのようなイメージでしょうか。SoundLink Revolveとも共通で、一見スピーカーには見えない形ですね。
機能面ではSoundLink Revolveとほぼ共通。フルレンジスピーカー1発を下向きにセットして、独自のディフューザーで音を360度まんべんなく放射する仕組みです。
筐体が大きな分バッテリーも容量があり、最大16時間のバッテリー駆動が可能です。
IPX4クラスの防滴仕様なのも共通。2台をリンクしてのステレオモード、パーティーモードの利用も出来ます。
設置の仕方で音の雰囲気はきちんと変わる
360度サウンドのスピーカーなのでどこにおいても問題のない再生は可能ですが、設置場所により音のチューニングは可能なようです。
床に置くよりも少し高い、耳の位置に近いポジションに置いた方が音のダイレクト感が高まるそうです。また、背面に壁のある場所を選ぶと、より音のまとまりが良くなるようです。
SoundLink Revolveが27,000円程度、SoundLink Revolve+が37,000円程度と、本格的なスピーカーらしい価格になっていますが、2台揃えてステレオモードでどんな音の空間が作られるのか、試してみたい製品でもありますね。