インターネットが変えた本との巡り会い方

2019年8月22日

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初めてあった人に「趣味は読書かなぁ」というと大抵の人から、「どんな本が好きなの?」と聞かれてしまいます。まあ、当然と言えば当然の質問なのかもしれませんが。私は特に、純文学が好きだとか、推理小説が好きだとか、恋愛小説が好きだとか種類にこだわって読書をするということがないので、その時の気分次第でバラバラです。

それでも最近は、江戸川乱歩賞の受賞作を読んでいました。この種類の作品群を読もうと思ったきっかけは、インターネットとドラマでした。江戸川乱歩賞の『再会』という作品が何作品かぶりでドラマになったという記事をインターネットで見たことがあったのです。ドラマになったのは、もう二、三年前なのですが、その時は、仕事で忙しくあまり記事をよく読んでいませんでした。数か月前に、別件でインターネットを検索しているとたまたまその記事を見つけ、ドラマの内容を読んでみるととても面白い。よし、本を買ってみよう。おお、面白い。どうせなら、今まで読んだこともなかったけど、江戸川乱歩賞の受賞作を読んでみようじゃないか。という感じでその時の『マイブーム』の作品群が決まるというような調子です。

この時は、同時に松本清張のドラマや映画になってない作品群も読んだりしていましたが、やはり、インターネットで適当にキーワードを入れて検索していたらふと興味を惹かれるものがあったという取っ掛かりでした。

インターネットを使うようになる前は、書店に行って、立ち読みをする中で読みたい本が出てきたりすることが多かったのですが、最近はこうやってインターネットで検索して(しかも読みたい本を探す目的ではなく別の目的で検索していて)読みたい本に巡り会うことが多いような気がしますね。

今は、読んでみたいと思っている本が三冊あります。柳美里さんの『貧乏の神様』という本と、ドキュメンタリー作品なのですが、『しんがり』という山一證券を扱った作品、NHKの番組を書籍化した『老後破産』という作品です。三冊ともインターネットを検索しているときに知った作品です。

さあ、書店に行かなきゃ。