ハリウッドの新進気鋭から実力派までU30注目若手女優ランキング

2020年7月8日

近年、ハリウッドでは男女のギャラ格差などが取り上げられていますが、2017年現在、若手俳優は男性より女性の方が単独で主演を務めることができる新進気鋭から実力派まで注目すべき女優が揃っています。
彼女たちは映画で主演を務めるとともに、若者たちのファッションアイコンとして、生活スタイルや恋愛、ファッションに至るまで、様々なことで注目を集めています。
今回は、その中でも特に注目すべきU30の若手女優をランキング形式でご紹介します。

1. ジェニファー・ローレンス(1990年生まれ26歳)

Jennifer Lawrence (Superstars!)

米アカデミー賞に最年少で4度ノミネートされるという快挙を成し遂げたジェニファー・ローレンス。
2011年の映画「ウィンターズ・ボーン」で初めて第83回アカデミー賞主演女優賞に初ノミネートされ、2012年の映画「世界にひとつのプレイブック」では主演女優賞を獲得。
同年に主演した映画「ハンガー・ゲーム」シリーズが、累計興行収入1500億円以上のメガヒットを記録するなど、若者たちの間でも人気が高い女優です。
演技面では、抑圧されたシリアスな感情表現やゴッド姉ちゃんばりの強気な役柄を得意とする一方、プライベートでは2年連続でアカデミー賞授賞式で転んでしまったりと、お茶目な一面を見せたり、プライベートのSNSで変顔を披露するなど、笑顔とギャップが可愛い実力派女優です。

2. エマ・ワトソン(1990年生まれ27歳)

Emma Watson nice actress: pictures mega collection (English Edition)

映画「ハリー・ポッター」シリーズでお馴染みのエマ・ワトソン。
フェミニストで国連組織UNウィメンの親善大使としても活躍するエマは、映画に出演する際もフェミニストとしてのアンテナを刺激される役柄をチョイスすることが多いよう。
2014年の映画「ノア 約束の舟」、2017年の映画「美女と野獣」など、もう「ハリー・ポッター」の~という必要が全くないほど、良作への出演を重ね、順調にキャリアを積み上げています。
ただいま、絶賛公開中の「美女と野獣」がディズニー実写映画の記録を塗り替える勢いでスマッシュ・ヒットを続けていますが、2017年にはもうひとつ、トム・ハンクスと共演する映画「ザ・サークル(原題)」が控えています。「ザ・サークル(原題)」ではエマにしては珍しく、自分の自信のない女の子役を演じているので、公開が楽しみですね。

3. クロエ・グレース・モレッツ(1997年生まれ20歳)

映画 キックアス 2 クロエ・グレース・モレッツ ポスター 約90x60cm 写真 Kick Ass Chloë Grace Moretz

日本では間違いなくダントツで人気の高いクロエ・グレース・モレッツ。
2010年、10歳の時に出演した映画「キック・アス」でヒット・ガールを演じ、その天使のような愛らしさと大人顔負けのアクションで世界中を魅了。その可愛らしいファニーフェイスをキープしたまま、美少女へと成長し、「世界で最も美しい顔100人」にも毎年TOP10内にランクインしています。
両親に送迎してもらいデートをしたり、ファスト・ファッションを着こなしたりと飾らないプライベートも人気があり、ティーンのファッションアイコンでもあります。
代表作は映画「ヒューゴの不思議な発明」「アクトレス~女たちの舞台~」「フィフス・ウェイブ」など。
今後の出演作としては2018年以降に、映画「ブレイン・オン・ファイヤー(原題)」「ノーベンバー・クリミナルズ(原題)」「The Widow(原題)」などが控えており、フランスの名女優イザベル・ユペールと初共演をします。
アイドル的な立ち位置から実力派女優へと脱皮できるか、ここ2~3年が勝負の年となりそうです。

4. アリシア・ヴィキャンデル(1988年生まれ28歳)

★直筆サイン★アリシア ヴィカンダー★Alicia Vikander ●ジェイソンボーン (2016) ●二ツ星の料理人 (2015) ●エクスマキナ (2015) ●リリーのすべて (2015) ●コードネーム U.N.C.L.E. (2015) ●戦場からのラブレター (2014) ●フィフスエステート 世界から狙われた男 (2013) ●ホテルセラピー (2013) ●ガンズ&ゴールド (2013) ●ロイヤルアフェア 愛と欲望の王宮 (2012) ●アンナカレーニナ (2012)

2016年に出演した映画「リリーのすべて」で第88回アカデミー賞助演女優賞を獲得し、世界にその実力を知られることとなったアリシア・ヴィキャンデル。
スウェーデン出身の女優でスウェーデンとフィンランドのハーフです。
映画「リリーのすべて」でともにアカデミー賞にノミネートされたエディ・レッドメインしかり、2017年の映画「光をくれた人」のマイケル・ファスベンダーしかり、実力派俳優と共演するほど名演を発揮する、“打てば響く”女優。
これまではヒロイン役がメインでしたが、2018年は映画「トゥームレイダー」のリブートで主演のララ・クロフトを演じています。
初代ララ・クロフトを演じたアンジェリーナ・ジョリーとはまったくタイプの違うアリシアなので、どう演じてくるのかが楽しみですし、更なる飛躍が期待されます。

5. リリー・コリンズ(1989年生まれ28歳)

Unfiltered: No Shame, No Regrets, Just Me

イギリスの大物ミュージシャン、フィル・コリンズの娘で幼い頃から女優だけでなく、モデル、司会、コメンテーターと幅広く活躍しているリリー・コリンズ。
「世界で最も美しい顔」に毎年ランクインしている、キリッとした太眉が印象的な才女です。
2012年に初主演した映画「白雪姫と鏡の女王」では歌声も披露し、ブレイク。2014年に公開した映画「あと1センチの恋」は、日本では単館上映ながら連日満員でチケットが取れなかったほどの人気でした。
2017年はNetflixのオリジナル映画「オクジャ okja」に出演、日本公開は未定ですが、ウォーレン・ベイティが18年ぶりに監督と務めた映画「ルールズ・ドント・アプライ(原題)」にも出演しており、日本公開が待ち遠しいです。

6. クリステン・スチュワート(1990年生まれ27歳)

Kristen Stewart 2013 Calendar

2008~2012年にかけて公開された映画「トワイライト」シリーズでベラ・スワン役を演じ、大ブレイクしたクリステン・スチュワート。
シリーズ累計興行収入は、なんと25億ドル超えの大ヒット!その影響は赤ちゃんの命名にまで及び、クリステンが演じた「イザベラ」とテイラー・ロートナー演じる「ジェイコブ」が2009年の命名ランキングの男女1位を獲得しました。
アイドル的人気を誇っていたクリステンですが、その後は2014年の映画「アクトレス~女たちの舞台~」「アリスのままで」、2015年の映画「エージェント・ウルトラ」、2017年の映画「カフェ・ソサエティ」「パーソナル・ショッパー」とミニシアター系作品に続けて出演。
「アクトレス~女たちの舞台~」ではアメリカ人女優で初めて、フランスのセザール賞助演女優賞を受賞。(フランスのアカデミー賞に該当する賞)知的でアンニュイな色気漂う演技を披露し、実力派女優へと見事に転身しました。
2018年は映画「J.T.リロイ(原題)」への出演が決まっています。

7. エル・ファニング(1998年生まれ19歳)

★直筆サイン★エル ファニング★Elle Fanning ●20センチュリーウーマン (2016) ●夜に生きる (2016) ●ネオンデーモン (2016) ●アバウトレイ (2015) ●LOW DOWN 父についての回想録 (2014) ●マッドガンズ (2014) ●マレフィセント (2014) ●Virginia ヴァージニア (2011) ●SUPER 8 スーパーエイト (2011) ●SOMEWHERE (2010) ●ベンジャミンバトン 数奇な人生 (2008) ●バベル (2006) ●デジャヴ (2006) ●シャーロットのおくりもの (2006) ●チャーリーと14人のキッズ (2003)

2014~2017年にかけて、飛ぶ鳥を落とす勢いで良作に出演し続けているエル・ファニング。
同じく女優のダコタ・ファニングの妹で映画「アイ・アム・サム」にもダコタ演じるルーシーの幼少期の役で出演していましたが、今はお姉さんをしのぐ勢いと人気を見せています。
2014年のディズニー映画「マレフィセント」でオーロラ姫を演じたことで本格ブレイク。
2017年も映画「ネオン・デーモン」「20センチュリー・ウーマン」「夜に生きる」と、ミニシアター系の良作に出演しています。
幼い頃は姉のダコタとうり二つでしたが、今は二人ともタイプの違う女優へと成長したので、互いに切磋琢磨していって欲しいですね。

8. ミア・ワシコウスカ(1989年生まれ27歳)

Mia Wasikowska: 97 Success Facts - Everything You Need to Know About Mia Wasikowska

オーストラリアの父は画家、母は写真家のアーティスト一家に育ったミア・ワシコウスカ。
その影響からか、ミア自身も2013年の映画「オンリー・ラヴァーズ・レフト・アライヴ」や2014年の映画「マップ・トゥ・スターズ」などアーティスティックな作品にも多く出演しています。
2010年のディズニー映画「アリス・イン・ワンダーランド」でアリス役に抜擢され、ブレイク。2016年の続編映画「アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅」でも6年前と変わらずイノセントな美しさを見せつけ、ティム・バートンの世界観を彩りました。
また、純文学の香りがする女優で、2012年の映画「ジェーン・エア」のような純文学作品でも違和感なく演じることができます。
2018年に全米劇場公開される村上龍原作の映画「Piercing(原題)」に出演が決まっています。

9. エリザベス・オルセン(1989年生まれ28歳)

Pretty Elizabeth Olsen Live WP

日本でも放映され大ヒットを記録したコメディードラマ「フルハウス」のミシェル役を演じたオルセン姉妹の2歳下の妹でもあるエリザベス・オルセン。
双子のお姉さんたちとあまりに似ているので、オルセン姉妹だと思ってしまった方も少なからずいるのではないでしょうか?
2013年に初主演した映画「マーサ、あるいはマーシー・メイ」で、多くの映画賞を獲得し世界に知られるところとなりましたが、日本でメジャーになったのは、2014年の映画「アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン」のスカーレット・ウィッチ役で参戦してから。
2017年は映画「ウィンド・リバー」、2018年は映画「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」に出演予定です。

10. ヘイリー・スタインフェルド(1996年生まれ20歳)

ヘイズ~日本デビュー・ミニ・アルバム(通常盤)

2010年、初主演したコーエン兄弟監督の映画「トゥルー・グリット」で第83回アカデミー賞助演女優賞にノミネートされ、弱冠13歳にして鮮烈な映画デビューを飾ったヘイリー・スタインフェルド。
2015年から本格的に歌手活動も始め、そちらの方も大成功を収めており、気取らず美人過ぎないヘイリーは身近なティーン・スターとして10、20代を中心に人気があります。2015年の映画「ビッチ・パーフェクト2」、「思い出のマーニー」のアンナ役の吹き替えを担当するなどコンスタントに活躍しています。
2017年に主演した映画「スウィート17モンスター」では、第74回ゴールデン・グローブ賞主演女優賞にノミネートされるなど多くの賞を獲得。
公開日は未定ですが、映画「ビッチ・パーフェクト3」にも前作に続き、参戦予定だそうです。
ハリウッドには「世界で最も美しい顔」を持つ美人女優が多くいますが、ヘイリーのように観れば観るほどそのキュートな魅力にハマる実力も兼ね備えた女優がそう多くはいませんので、今後の活躍を要チェックです!

いかがでしたか?
移り変わりの早いハリウッドの映画業界で彼女たちがどう生き残っていくか?今後どんな作品で輝いて見せてくれるか?
まだまだ伸びしろがたくさんある若手女優たちばかりなので、見守っていきたいですね。

(文 / Yuri.O)