用途が広いカレー系料理の例

カレーはインド料理の調理法の事である

日本ではカレーライスとして広く食べられているカレーとは欧米系統の人たちが、オレガノやクミンなどの香辛料を複数種類使って味付けするインド料理の調理法を名づけたものとされています。そのなかでも、日本の場合は、今から百数十年前に、インドなどを統治していたイギリスの料理として伝わったカレー粉をベースとしたものを、ご飯にかけて食べるスタイルが一般的になり、これがカレーライスとして全国規模で広がりました。

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今回は、カレーライスなどのベースであるカレーをベースにして使った料理を一般的なものと変わり種のようなものとに分けて紹介したいと思います。

一般的なカレー系料理の紹介

まず、カレーライスをベースにしたカレー系の料理としてはカレーライスにトンカツやチキンカツなどの揚げ物のカツを載せてボリュームを上げたカツカレーや挽肉をベースにしたカレーであるキーマカレーなどがあります。また、普通のカレーの場合はビーフシチューなどのようにとろみがしっかりしたルーが特徴的ですが、北海道で誕生したとされるスープカレーは液状のカレールーにジャガイモや鶏肉などの一般的な具を混ぜて作られます。

カレールーをご飯以外にかけたり、使ったりすることもあります。例えばカレールーをうどんに絡めることでカレーうどんになったり、カレー粉を蕎麦汁でのばした上でとろみをつけ、ルーを作成し、これを蕎麦に絡めることでカレー南蛮になったりするなど麺類をベースにしたカレー料理もあります。さらに、カレーのルーを濃厚にした上でパンやコロッケの生地に包んで揚げるとカレーパンやカレーコロッケを作ることもできます。また、中華まんの生地にルーを包んで蒸すとカレーまんになり、ここまでで紹介したカレー系の料理はスーパーやコンビニなどで市販されたり、自作できたりするケースが多いです。

変わり種のようなカレー系料理の紹介

カレールーを用いるなどして作成されるカレー系の料理は前記したようにパンやうどんなど定番のメニュー以外にも他の料理と組み合わせるなどして変わり種みたいな感じて作成されることもあります。

例えば辛い料理同士を合わせた料理として、麻婆豆腐にカレーを混ぜて作られる麻婆カレーや、ワサビやキムチを添え物などとして使ったわさびカレーやキムチカレーなどがあります。カレーライスの白米の代わりにチャーハンやピラフといった米系の主食にカレールーをかけて頂くカレーチャーハンやカレーピラフも実在しており、これらは先述したキーマカレーと同じようにドライカレーの1種として見なされるケースもあります。

また、昭和40年代など昔の給食でカレーシチューが登場していたらしいですが、これはカレールーにクリームシチューのルーを混ぜてベースを作成し、後はカレーライスで使われていることが多い玉ねぎやジャガイモなどの具を投入することで作ることができます。後者のルーはビーフシチューでも成立し、これをハヤシライスのルーにしてご飯にかければカレーハヤシライスとして食べることもでき、普通のカレーライスのような辛味よりも味にまろやかさが加わることが多いです。

さらに、外食系のメニューで載っている例としてはカレードリアやグラタンカレーなどのように洋食系の料理と組み合わせているケースもあります。これは普通のドリアやグラタンにホワイトソースやチーズをベースに作成することになるため、濃厚でクリーミーなカレーの味が楽しめる可能性があります。作り方は焼く前にカレーライスやカレールーを土台に混ぜ込んでおく以外は普通の作り方と同じであることが多いです。

これだけでなく、お好み焼きやたこ焼きにかけるソースを、一般的なウスターソースや中濃ソースの代わりにカレールーにしたカレーお好み焼きやカレーたこ焼きを食べることができる外食店も存在するなど、カレーライスから派生した料理は複数種類あると入れると思います。