パン生地に材料を入れてお菓子っぽくしたのが菓子パン

菓子パンとは甘味などをつけてお菓子のようにしたパンのことである

まず、菓子パンとは表面にジャムなどのように甘味をつけたり、果物のような甘味のある具材を入れたりして作ることでお菓子の要素を高めたパンの事であると定義されています。

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菓子パンにはディニッシュやタルトのように油分を多く含むパンを含むことがありますが、普通のパン生地をベースに作られることもあります。ただし糖分を多く含むのでカロリーが高い点には注意が必要です。

色んな菓子パンの中でも、今回はパン生地にスプレッドと呼ばれているカスタードクリームやジャムなどが入ったタイプの菓子パンと、パン生地にレーズンなど固体物が入ったタイプの菓子パンについて紹介したいと思います。

パン生地にスプレッドが入ったタイプの菓子パンの紹介

まず、スプレッドの基本的な意味としては広げる・延ばすということになります。そこからパンなどの食品系では、パンなどの本体に塗りつける物という意味合いを持ちます。

この塗りつける物には様々な種類があり、それによって色んな菓子パンができます。

具体的な例としては、クリームを用いた菓子パンとしてカスタードクリームパンやチョコクリームパンなどがあります。これらはパン生地につけた空洞にスプレッドに当たるクリームを入れて作成されるパターンが多いです。生地にこれらのクリームを練り込んで焼いて作るパターンもあります。ここで用いられるクリームには他にもピーナッツバターを使うタイプやベースとなるクリームにイチゴやメロンなどの果汁を入れたり、チーズ味をつけたりしてバライティに富むようになっています。スーパーなどで安売りとして売られている「~クリームパン」のクリームにはフラワーペーストと呼ばれている、別に市販されているクリームを用いているケースがあります。

また、スプレッドとしてジャムを使った菓子パンの例としてはジャムパンがあります。これらはパン生地の中にイチゴジャムや、ブルーベリージャム、マーマレードなどのジャムを入れて焼いて作られることが多く、先述したクリームパンの前者のパターンと類似しています。また、これらと併用されることもあり、具体的には苺ジャムを包んで焼いてからホイップクリームをパン生地の中に入れるとイチゴショートケーキに近い味の菓子パンが得られると思われます。他にも、はちみつやメープルシロップなどのシロップ類を、生地を作る際に、材料に加えることでハニー食パンやメープルパンなどとして作成でき、これも菓子パンになります。

パン生地に固体物が入ったタイプの菓子パンの紹介

菓子パンの中にはクリームやジャムのような液状に近いもののほかに固形物を入れて作られるものもあります。例えばレーズンパンはパン生地に干しブドウを入れて作られることが多いです。この入れる材料によって様々な種類のパンが作られます。干しブドウのように果物類を干したり、砂糖を加えたりして水分を落として作られるドライフルーツは甘味が強いため、この固形物の対象と広範囲に用いられます。例えば、アンズやマンゴーやイチゴなどが挙げられます。ドライフルーツ以外では小豆やグリーンピースなどのようにスイーツとは遠いように思える豆類でも、煮豆にした場合は甘味をつけて作るので菓子パンの材料として使うことができ、これを用いた例として小豆パンやうぐいすパンなどが挙げられ、市販されている煮豆を使って先述したような手法で本格的に作ったり、お手軽な感じでバターロールなどに挟んで食べたりすることも可能です。

ちなみに、板チョコなどのチョコレートをクリーム状でなく、そのままの形で生地に用いてチョコレートパンを作成した場合、この区分に入りますが、味は純粋なチョコクリームを用いたケースと同じように濃厚な味が楽しめる可能性が高いです。丸みを帯びた三角型のパン生地の中にチョコクリームがたっぷり入っているチョココロネの場合は、中に含まれるのはチョコカスタードクリームなので、この部類には含まれないことが多いです。

このようにして作られる菓子パンの場合は、入れる材料が1つのパターンも多く市販の物を買う他にも、時間があれば自作でき易いというメリットもあるのではないかと思います。