ファミコンソフト体験記「がんばれゴエモン からくり道中」
今回紹介するゲームはこちら、「がんばれゴエモン からくり道中」です。この作品は1986年にコナミが発売したものです。
この作品を皮切りにゴエモンシリーズとしてファミコン、スーパーファミコン等、多くの媒体で作品が作られ、大ヒットしました。また、原点となったこの作品はMSX2、ゲームボーイアドバンスのファミコンミニ、Wiiのバーチャルコンソール、ニンテンドー3DSのバーチャルコンソール、WiiUのバーチャルコンソールでそれぞれ移植・配信されていて、今でも遊ぶことができます。
さて、このゲームのシステムですが、基本的な部分は横スクロール型アクションゲームとなっています。ゲーム内にはミニゲームとして3Dダンジョン形式の部分もあり、一筋縄ではいかないようになっています。1つ1つのステージではゴールが関所になっていて、そこを通過するためには通行証が3枚必要になります。ステージ内を駆け回り、この3枚を入手し、改めて関所に向かう必要があります。主人公のゴエモンはアイテムの草履を取るとスピードが一段階あがり、ジャンプで飛び越えられるマスの数も一緒に増えて、最大3段階まであがります。また、まねき猫を取るとキセルによる直接攻撃から小判を投げる間接攻撃へと変化し、敵が近づく前に撃退できるようになります。その他、千両箱などで手に入れた小判(お金)はお店での買い物に使われたり、秘密の迷路(3Dダンジョン)へ挑むための通行料として使われたりします。
次にこの作品のストーリーについて紹介します。アクションゲームなので非常にあっさりしています。よく読んでくださいね。この作品は主人公のゴエモンが悪い大名に苦しめられている庶民を救うため、大名を懲らしめ、改心させるための旅をするというものです。ハイ、終わり。・・・えっ?これ以上はないですよ?(笑)。ストーリーがシンプルゆえにゲームの中身は非常に面白く作られています。
例えば、なぜ通行証が3枚必要なのでしょうか?普通、人が一人なら1枚で十分じゃないかと思いますよね?また、なぜかお店で通行証が売られています。これって裏の商売じゃないでしょうかね?等々、ツッコミどころが満載ですが、そこはおいといて。実際にゲームをプレイしてみればわかります。アクションゲームとしてのバランスは非常によく、アクションゲームが得意な人でも難しいと思うところがあり、アクションゲームが苦手な人でも地道にやればクリアできるような抜け口(前述の通行証をお金で買う、秘密の抜け口に通行証が落ちている等)があって、誰しもが楽しめるつくりになっています。まだ未プレイの方、ぜひプレイしてみてください。面白いです!あ、そうそう、ステージにはたくさんの隠し通路の入り口(階段)があります。それを探すのもまた醍醐味の一つですよ!