ファミコンソフト体験記「SDガンダム外伝 ナイトガンダム物語」

今回紹介するゲームはこちら、「SDガンダム外伝 ナイトガンダム物語」です。

この作品は1990年にバンダイから発売されました。

この頃はガンダムシリーズのうち、初代、Z、ZZ、逆襲のシャアがすでに放映された後で、ファンも非常に多く、ゲームとしてもガチャポン戦士等、大ヒットした作品がでたあとに作成された作品です。それゆえに注目されたゲームでした。

ゲームシステムは典型的なRPGとなっています。登場するキャラクターは初代ガンダムに登場した人物やモビルスーツ等が中心です。各キャラクターは固有の職業についており、覚えられる魔法等の特性も決まっています。舞台は中世ヨーロッパのような大陸になっており、当時大人気だったドラゴンクエストやファイナルファンタジーをイメージさせるような世界観になっています。敵として現れるのは主にジオン公国のモビルスーツを魔物化したキャラクターです。見方として現れるのは地球連邦軍のパイロットやモビルスーツが擬人化したキャラクターになっています。その他、特筆すべき内容として、ミニゲームとしてカードダスというシステムが入っています。この頃はやっていたトレーディングカードゲームそのものです。カードダスを使ったカードダスバトルに勝つと、実際のバトルと同じ経験値とゴールドが手に入る仕組みになっています。

さて、ストーリーですが、ユニオン族の王城を訪れた主人公ナイトガンダムがジオン族にさらわれたフラウ姫(フラウ・ボゥ)を助けるというところからはじまります。依頼主は王様のレビル(レビル将軍)。おともにつけてくれたのはファイターのキャノン(ガンキャノン)と僧侶のタンク(ガンタンク)です。近くの村で情報を集めて早速出発します。出発して間もなくキャノンとタンクが離脱します。なんのためにつけてくれたお供なのかわかりませんが・・・(笑)。その後、彼らと合流し、情報を頼りに魔法も使える騎士のアムロ(アムロ・レイ)、女騎士セイラ(セイラ・マス)、戦士スレッガー(スレッガー・ロウ)、武道家ネモらと協力しながら進んでいきます。

敵とのエンカウント率が多少高めでなかなか進まないといった意見も多いこの作品です。また、ガンダムファンの方からはキャラクターが違った立ち位置で登場するため、賛否両論ですが、未プレイの方は一度プレイしてみることをお勧めします。ただし、時間的余裕はやや多めにキープしておくことをお勧めします(笑)。