ファミコンソフト体験記「メタルギア」

今回紹介するゲームはこちら、「メタルギア」です。

紹介するまでもなく、タイトルを見てピンときた方も多いのではないでしょうか。そうです。この作品はあの「メタルギアソリッド」シリーズの最初の作品として1987年にコナミが発売したものの移植版です。メタルギアソリッドシリーズはスピンオフ作品や移植版も含めると20を超えるタイトルがあり、その多くが大ヒット作品として知られています。ゲームとしての完成度が高いだけではなく、小ネタ満載なため所々で笑いも起きます。また、このメタルギアは「ステルス要素を完全に取り入れた最初のビデオゲーム」としてギネス世界記録「GAMER’S EDITION 2008」に認定されています。

さて、そのゲームシステムですが、アクションアドベンチャーステルスゲームに分類されています。基本的にはアクションゲームですが、敵には視界が設定されていて、その視界の中に入る、または近くで音を鳴らすことで警戒フェイズ等に移行し、敵の警戒度があがります。警戒度があがると当然敵の数が増え、厳戒態勢に移行します。ゲーム冒頭でも注意されますが、このゲームは基本ステルス(隠れて進むこと)ゲームです。敵に見つかりながらでも進むことはできますが、その際は無限に湧く敵の攻撃をかいくぐる必要があります。また、警戒フェイズでは先に進むことができない部分がある等、そのステルスの重要性は高く、慎重な行動があまり得意ではない人には難しい作品になっています。またトランシーバーによる通信によりヒントを得ることができます(一部はこのトランシーバーを使うことが話を進めるためのアクションになることもあります)がこの際、ただ「使う」ではだめです。トランシーバーには周波数があり、この周波数の数値を特定の数値に合わせないと話したい相手と話すことができない仕組みになっており、メモを取っておくことが推奨されます。その他、アクションゲームとしても非常にバランスがよく、多くのプレイヤーが楽しめるように設定されています。

次にストーリーについて紹介します。この物語の背景は1995年です。南アフリカの奥地にある武装要塞アウターヘブンというところが舞台になります。ここで開発されている恐るべき殺りく兵器の情報を収集することが主人公のソリッド・スネークの使命になります。彼はその所属機関「FOXHOUND」の新人隊員です。実は先輩にあたるグレイ・フォックスが先にこのアウターヘブンについて調査をしていましたが彼は不可解な無線連絡を残して消息を絶ってしまいました。そこでソリッド・スネークに白羽の矢が立ち、潜入捜査をすることとなったのです。ソリッド・スネークは無線機だけを持って単独潜入を開始します。そこで指揮官であるBIGBOSSから連絡が入ります。「アウターヘブンへ潜入し、最終兵器メタルギアを破壊せよ。」と。このとき、ソリッド・スネークの危険なミッションが開始されます。

メタルギアシリーズは作品が多く、今でもPS4のメタルギアソリッドⅤが人気です。その原点ともいえるこの作品、まだプレイの方はぜひやってみてください!