夫婦問題を解決しストレスのない生活を送る大切さ。「妻の病気の9割は夫がつくる」
夫婦とはどのようなものなのか、家族とはどのようなものなのか、他人同士が一緒に住んで家族となる、当たり前であるけれど、結婚し家族になることは人生のなかでもかなりの大きな変化です。他人同士、価値観やそれまでの生活環境も違います。それでも、どこか似たような部分を持ち合わせていたりもします。どこか似た部分もあるなかでの大きな生活の変化、そこには良くも悪くもストレスがあるのは当然のことでしょう。
夫婦生活のなかで、夫源病という言葉があります。それが、その字を読んで分かるように、夫が原因となっている妻の病気ということです。この言葉はメディアでも雑誌でも取り上げられて大きな反響を呼んだことがあります。この本ではその夫源病についてどうしてそのようなことが起きるのか、どうしたら改善されるのかが書かれています。
夫源病がどのようなことから始まるのかというと、夫の何気ないにちじょうの態度であったりします。例えば噺をしても上の空の相槌だったり、子どもの悪いところを全て妻のせいにする、高熱で寝込んでいてもご飯はと聞いてきたりする。当たり前の日常の中での何気ない言葉がきっかけでもあり、それが積み重なって夫源病となっていくのです。そして、夫の様々な要求があってもそれに応えようとする良き妻である人がなりやすいとも言われます。どうしても様々な事を断れない、それが習慣になってしまっているのです。習慣であるから行っているかもしれませんが、気づかぬうちにそれもストレスになっているのです。
何気ない夫の言葉によって、ストレスを抱え込みそれが積み重なれば妻が離婚を考えることもあります。それは、年代を問わず30代でも60代でも見られるものです。我慢し過ぎるのか、それとも早く夫との生活のストレスに気が付くのかそれは人それぞれのようです。
夫源病になる前になってしまってもその夫婦生活の改善で治ることもあります。家事の分担も、その1つです。家事の得意不得意もあるかもしれませんが、一緒に生活しているのであれば自宅内の仕事である家事も分担することで、家事もお互いが担うということで感謝の気持ちも出てきます。
家族や夫婦生活ではお互いが気持ち良く生活できる距離や思いやる気持ちを持ちつつも過剰には期待しないことなど、それぞれの気持ちの持ちようや自身の好きなことなどがあるとまた生活への楽しみや遣り甲斐も変わってくるでしょう。ストレスのない快適で夫源病などなくし生活していくことの大切さが分かる一冊です。