在宅介護で必要なこと「完全図解 在宅介護」
住み慣れた場所で最後まで生活できるようにということは、これからの高齢化社会で望まれる事が多くなってくるかもしれません。しかし、核家族で介護を支える家族がいないというこもあるかもしれません。子供が一人で全ての介護を背負って在宅で看ようと思ったら、様々なサービスを活用することが欠かせないでしょう。
この本は、家での介護のノウハウから看取りに必要な知識や実務が細かく書かれ充実したものとなっています。ケアマネージャーも家族にも役立つ情報です。難しい内容が優しく書かれていて実際の必要な手続きなどが想像しやすいです。
地域での介護では仲間作りの大切さがあり、介護サービスの地域のものの情報交換も必要です。海後について地域で話せる人がいるとお互いの心もちも一緒に頑張っている仲間から前向きな気持ちををもらえるでしょう。
介護で必要となってくる食事や入浴や排泄の介助の方法についても書かれていて、やはり、ちょっとした技術で介護も変わってくることが分かります。介護で腰を痛めたりという話も聞きますが、腰痛にならないためにも介護技術のポイントは大切なものです。食事も嫌がらずに美味しそうに食べてもらえたら嬉しさもあるでしょう。
介護で孤立しないで介護サービスをきちんと利用していくことの大切さとマネージメントをどのようにするかということもあり、ケアマネージャーときちんと情報交換して地域の資源をその人にあったプランで利用していくことで、より毎日が充実したものになるでしょう。
体調が悪くなったときに病院や施設をどのように選んだら良いのか、施設も介護サービスの資源の1つであり利用することで介護負担の軽減にも繋がります。万が一の時は使うという選択しもあります。施設が必ずしも良くないということでなく、状況に合わせた利用は必要になります。
そして、最期のときに本人も家族も後悔しないために終末期のケアについても書かれています。誰もが最期の時はあるけれど、家族のいる温かい環境のなかで自分の望んでいた最期が穏やかに迎えられることはある意味幸せなことでしょう。
自宅で最期を過ごしたいと思っていても準備がなければやはり、難しいのだと感じさせられます。しかし、幸せな最期のためにも様々な情報を集め万全の対応を心掛けておけばあとで、誰もが後悔することのない人生になるのかもしれません。様々な情報が分かりやすくまとまっている一冊ですので在宅介護を望んでいる人にはとても役立つ内容です。