離婚する前に知っておくべきこととは「離婚を考えたときにまず読む本」

2018年4月7日

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離婚は日本でもいまや珍しくありません。数年前には成田離婚という言葉もはやり、ドラマにもなったほどです。しかし、離婚といっても、お互いが離婚届に署名捺印して役所に出すだけという訳にはいきません。離婚となると様々な年代に手続きやストレスもかなりのものになってきます。

協議離婚ではお互いに傷つくこともあるでしょう。泥沼になることもあります。調停が長引いてなかなか離婚が決まらずに仕事もままならなくなることもあります。調停となれば家庭裁判所への呼び出しがある場合もあります。そして、親権の問題争いも出てくるかもしれません。どちらが親権を持つかでもめると離婚はさらに長引いてしまいます。日本では母親が親権をとり、シングルマザーとして育てていくことが多いようです。親権をとればその事などもきちんと戸籍にも記載されます。

さらに、離婚してもそれからの生活もあります。まずはお互い新しいところに住むのであれば住居も見つけなくてはいけないし、仕事もしていなければ探さなくてはいけません。

子連れ離婚で子どもが小さいとなかなか預け先がなくて、仕事をしようにも出来ない現状もあります。子どもが小学生や中学生であれば学校をどうするのかということもあります。近くで住むことができれば、学校も変わらずに友達もいて変わりない学校生活が送れるかもしれません。けれども、苗字をどうするかなどの問題は出てくるでしょう。

また、公的な手続きも沢山あります。住所の変更、氏名の変更、年金の変更、通帳の変更、等々沢山の変更しなくてはいけないものがあります。これらも大切なことなどので、漏れのないようにしなくてはいけません。

あらかじめ、何を準備しておけばよいのかが、この本ではまとめられているので、きちんと備えのために読んでおくと離婚のときの気持ちの持ちようも変わってくるかもしれません。

離婚の時に口約束で慰謝料や養育費を決める人もいますが、公正証書を交わしておくことも大切であるようです。その方がきちんと養育費をもらえるからです。最悪、関係性が悪くなれば給与から直接に養育費をもらうということもあります。

財産は原則半分になるのでその分け方もきちんと考えておくことが必要です。お金の問題は色々出て来ますが、離婚後の生活をパートなどでしのごうとしないで、正社員として働くことも必要だと書かれています。
未来のためにもきちんとした収入と養育費のプランも大切になってきます。人生設計を立てて子連れ離婚でも将来も困らないようなすることが大切だと分かります。

離婚では感情的にもなりがちだし、いろいろ話し合ってもイライラすることも沢山あるでしょう。感情的にならず理性を持って将来の子供との生活を確かなものにしていくためにも、離婚を考えたときには、まず何が必要か読んでおくと良い一冊です。