スマホと組み合わせて使うお手軽全天球カメラ上海問屋から登場

2017年9月3日

上海問屋のUSB Type-C接続 360度カメラのページ

 

写真撮影の新たなジャンルとして注目を集めているのが全天周、全天球撮影だと思います。

メジャーな製品では恐らくリコーのThetaがこのジャンルの先駆けとなったと思いますが、徐々にフォロワーも増え始め、今では色々なメーカーがユニークな製品を数多く発売する状況になりました。

そんな中ユニークな製品を出し続けている上海問屋から、スマートフォンと接続してかなり手軽に全天球撮影を楽しめる製品が登場しています。

今回はこの「USB Type-C接続 360度カメラ」をご紹介します。

USB Type-Cコネクタ搭載のAndroidスマホ向け

「USB Type-C接続 360度カメラ」は基本的にはUSB Type-C形状のコネクタを搭載した、AndroidOS搭載スマートフォンとの組み合わせで動作します。

専用アプリをインストールすることで、スマホ画面で全天球映像を確認したり、静止画、動画の撮影を可能にしています。

解像度は静止画・動画とも2,160 x 1,080ドット

動画はH.264コーデックによるMPEG4形式の動画になります。

恐らくUSB OTG(USBホスト機能)を搭載していないスマートフォンでは動作しないと思われます。また、専用アプリがAndroid版しかないようですので、対応OSもAndorid限定となっています。

USB Type-CからマイクロUSBへの変換コネクタを経由すれば、マイクロUSBコネクタを採用したUSB OTG機能付きのスマートフォンなら動作する可能性もありそうではありますが、そのあたりはすべてユーザーの自己責任で、という形ですね。

そもそもこのカメラ自体が、元々、全てのUSB Type-Cコネクタ搭載機での動作を保証していないのですが。

こういったタイプの製品は、そもそもその部分、取り付けて本当に動くのかしら?と言う部分自体から楽しむためのガジェットかもしれませんね。

スペック的なもの

「USB Type-C接続 360度カメラ」は全天球カメラとしては良くあるタイプの、二つの全天周カメラ(180度魚眼レンズ付きカメラ)を背中合わせに2台取り付けて、その二つのカメラからの画像を合成することで全天球画像を作り出すタイプです。

カメラ本体がかなり薄く出来ていますので、つなぎ目の死角が少なく、さまざまなシーンで不自然さが生じにくそうな形態をしています。

また、スマートフォンに取り付けても邪魔になりすぎないコンパクトさが実現されていて、サイズは縦45mm x 幅40mm x レンズ部を除く厚さ15mmとなっています。

重量は約22gと軽量です。

撮影の際には、一般的にスマートフォンの下側についているUSBコネクタにカメラを接続しますので、通常スマートフォンを使うのとは天地逆さまの状態で撮影することになると思います。

アプリの表示モードを切り替えることで、簡易VRゴーグル向けの表示も可能になっています。

全天球・全天周画像はVRとも相性が抜群ですので、手軽に面白い楽しみ方も出来そうです。

お手軽価格

取り付けても確実に動作する保証がない、というタイプの製品ですので、お値段が高いとちょっと手を出すのに躊躇してしまいますが、USB Type-C接続 360度カメラは税込み9,999円と、全天球カメラとしてはかなりお手頃価格になっています。

逆に価格的に画質に期待できるようなカメラではありませんが、撮影可能な解像度も今どきのカメラとしてはかなり低めですし、鑑賞する媒体がスマートフォンの画面ということでしたら、よほどシビアな撮影に挑まない限りはアラが見えることも少ないでしょう。

使いこなす、といったところまで頑張らなくても、全天球画像は撮るだけで色々な驚きのある楽しい写真の形です。

こういったお手軽製品でトライしてみるのもアリかもしれませんね。