ラジオ「だけじゃない」、『ラジオ局が作る本気のラジオ』H!nt登場

2017年9月3日

H!ntの製品情報ページ

 

タイトルの「ラジオ局が作る本気のラジオ」は、この製品を企画をした人たちの掲げるキャッチコピーです。

ニッポン放送、ガジェットメーカーのCerevo、フィギュアなどを手がけるグッドスマイルカンパニーの3社が協同で作り上げた多機能ラジオが今回ご紹介する「H!nt」(Hint、ヒント)です。

ラジオ自体の機能としてはワイドFM対応の普通っぽい製品ですが、それだけには留まらないところがHintらしい部分です。

今回は機能も形も、製品の生まれる所以も極めてユニークな「カッコいいラジオ」Hintをご紹介します。

ワイドFM対応

Hintのラジオ機能部分を見てみると、AMチューナーを内蔵せずAMで放送される内容をFM電波を使って聴ける、ワイドFMの受信に対応するFMラジオです。

円筒系の本体を活かす形で、ラジオのチューニング用のダイアルやボリュームダイヤルが非常にスマートに処理されているのもデザイン上の特徴です。

使い勝手も良さそうです。

これだけだったらごく普通の当たり前のラジオですが、HintがHintたる所以はそれ以外の多機能っぷりにある、と言ってもいいかもしれません。

Bluetootスピーカーでもある

Hintは円筒系の本体で、最近流行のBluetoothスピーカー機能も内蔵しています。

スマートフォンなどと接続してスマートフォン側を音楽プレイヤーとして利用。Hintから音楽を流すことが出来ます。

Hintのサイズは直径80mmの円筒系で、高さは297mmあります。

この中になんと3Wayのスピーカーを内蔵していて、低音から高音までバランスの良い音の再生が出来るようになっています。

またラジオ局が制作にかかわったこともあり、人の声を心地よく聴けるようなチューニングが施されているとのことです。

スペックシートを見ると音声出力は10W x 3との表記があって、もしかするとスピーカーユニットごとに別アンプで駆動する形態を取っているのかもしれません。

なんにせよ、かなりパワフルな再生が行えそうです。

さらに流行の無指向性スピーカーでもある

Hintの形状から予想され方もいらっしゃると思いますが、Hint内蔵のスピーカは今流行のスピーカーのタイプの一つ、360度むらなく音が広がる無指向性のスピーカーになっています。

本体の形状から、スピーカーは上または下方向を向くように取り付けられていて、本体内部に配置された音を拡散するディフューザーで全方位に音を広げるタイプのようです。

室内どこにいてもHintからの音を聴くことが出来るはずです。

内蔵されているスピーカーユニットは、低音用も直径66mmの振動板を使うものになっていますので、本当の意味での重低音は出ないでしょう。

ですが、そこそこ本体内部の空間の容量はありそうですので、ある程度音のバランスには期待が持てそうです。

バッテリー駆動も可能

HintにはAC電源がない場所での動作を可能にするバッテリーも付属します。

アンプのパワーがかなりある分、バッテリーでの連続稼働時間は約3時間と短めですが、それでもバッテリー駆動が出来ると言うだけで使い勝手は大きく違ってきます。

バッテリーはマイクロUSBコネクタから給電を受けてチャージするタイプですので、モバイルバッテリーによる充電も出来そうですね。ちなみにフルチャージには約5時間必要です。

ACアダプターが付属していますので通常は電源ありの場所で、時々バッテリーを使ってコンセントのない場所で、といった使い分けができる製品です。

Bluetoothの接続だけではなく有線のLINE IN端子もありますので、無指向性スピカーとしてもフル活用できそうです。

機能面も色々ありますが、でもやっぱり何よりこの製品はカッコいい、と素直に言える形ですね。どこに置いてあったとしても、これがラジオだと思う人はまずいないでしょう。