女性の強い味方!美容に優れた秋の味覚「ピーナッツ」

ハニーローストピーナッツ

10月から11月にかけて旬を迎えるピーナッツは千葉県が一大産地として有名ですが、他にも鹿児島県や栃木県、鹿児島県など日本各地で生産されています。

ピーナッツは硬い殻と薄い皮に覆われた落花生の実を指しており、胡桃やアーモンドなどと同様ナッツ類に分類されます。

日本国内で出回っているピーナッツのほとんどは中国から安価に仕入れた輸入品となっており、国内で生産されたピーナッツは極めて限られた期間と量しか出回らないのでたいへん稀少価値が高いと言われています。

ちなみに、日本国内で生産されているピーナッツを購入したい方は10月となっておりますので、是非1度国内産のピーナッツを味わってみてはいかがでしょうか。

さて、もうすぐ9月になり収穫シーズンを迎えるピーナッツですが、実は栄養価の高い食材だということをご存知ですか?

今回はピーナッツの持つ優れた健康&美容効果をご紹介したいと思います。

ピーナッツにまつわる黒い噂の真実とは!?

ピーナッツといえば、「高カロリー」「肌トラブルを引き起こす」「鼻血が出る」など悪い噂がありますが、これらの噂は全て科学的根拠に基づいたものではございませんので、ピーナッツを食べたからといって、太ったり、肌トラブルなどを引き起こすことはございませんのでご安心ください。
むしろ、ピーナッツにはダイエット効果や美肌効果、冷え性改善など優れた健康と美容に関する効果や効能を有しており、さらにビタミン類やミネラル類をたっぷり含有している非常に栄養価の高い食材なのです。

では、ピーナッツにはどのような健康及び美容効果があるのでしょうか。

ピーナッツの持つ優れた健康&美容パワー

さや入りのピーナッツ100gあたりのカロリーは562kcalですが、IG値(グリセミックインデックス値)は、リンゴの36や牛乳の25よりも低い30となっており、太りにくい食品と言えます。

人間は、体内に摂取された食品は胃や腸などの消化器官で消化及び吸収されると、急激に血糖値が上昇すると、膵臓のランゲルハンス島のB細胞から分泌されるインスリンというホルモンによって余分な糖質が脂肪へと変換され、体内に蓄積させます。
IG値とは、血糖値が上昇しやすい食品かどうかを分かりやすく数値化したものです。この数値が高ければ高いほど太りやすい食品と言えるため、ピーナッツは非常に太りにくい食品と言えます。

ピーナッツには、現在注目されているオレイン酸及びリノール酸といった脂質が豊富に含まれており、コレステロールを減少させることが可能です。さらにオレイン酸やリノール酸は、活性酸素によって酸化されにくく、悪玉コレステロールを減少させることが出来るので高血圧を改善することが可能です。

ピーナッツには「若返りのビタミン」と呼ばれるビタミンEやオレイン酸やリノール酸といった不飽和脂肪酸、腸管内で活動している善玉菌の1種であるビフィズス菌を増加させるオリゴ糖や腸の調子を整える食物繊維がたっぷり含有されているため、便秘の改善をはじめ、糖尿病やガンなど生活習慣病を予防することが出来ます。

ピーナッツには女性に嬉しい効果及び効能も含まれています。
茹でた落花生には妊娠中の女性に必要な栄養素の1つである葉酸が大量に含まれており、貧血や記憶力の向上に絶大な効果を発揮します。
葉酸とは、水溶性のビタミンB群の1つです。葉酸はビタミンB12と共に赤血球の合成及びタンパク質を構成する必須アミノ酸であるグリシン・セリン・メチオニンの合成を促す効能があります。

ピーナッツに含まれるリン脂質にはレシチンという成分が含まれています。レシチンには、人間や動物などの生体膜の主要構成成分と言われており、さらに脳の神経細胞を活性化する効能があることが明らかにされています。
レシチンには脳機能を向上させるアセチルコリンという神経伝達物質の原動力となる物質です。そのため、ピーナッツを摂取することによってアセチルコリンの生成を促進させ、記憶力アップ及び脳の老化を予防することが可能です。

ピーナッツには他にも、飲酒によって負荷のかかる肝臓のサポートを行ったり、ビタミンEやタンパク質を生成するアミノ酸であるアルギンなどが含有されているため美肌効果が得られます。

優れた効果・効能を持つピーナッツを効果的に摂取する方法

ピーナッツの主成分はオレイン酸やリノール酸といった不飽和脂肪酸が半分を占めており、残りの半分をタンパク質や食物繊維、ビタミンB1とB2、ビタミンB6、ビタミンEといったビタミン類やマグネシウム、カルシウム、亜鉛、鉄などのミネラル類が含有されています。
ピーナッツは殻付きならば100gあたりおよそ590kcalとなっており、1粒に換算すると1gあたり5.9kcalとなります。

ピーナッツには小麦粉に含有されていないアミノ酸がたっぷり含まれています。そのため、全粒小麦粉と組み合わせて摂取することで優れた効果及び効能を得ることが可能です。オススメの調理法は「全粒小麦粉を使用したピーナッツバターサンドイッチ」です。

また、美容に絶大な効果を発揮するナッツのハチミツ漬けは若い女性の間で絶大な人気を誇っており、今回はナッツのハチミツ漬けの作り方をご紹介したいと思います。

ナッツの蜂蜜漬けの作り方

材料
・ピーナッツやアーモンド、胡桃、カシューナッツなどお好みのナッツ類:100g
・蜂蜜:120g
・レモンの搾り汁:小さじ1杯

①ナッツ類はフライパンで焦がさないように注意しながら軽く煎ります。
②乾煎りしたナッツ類の粗熱を取っている間に密閉瓶を煮沸消毒しておきます。
③煮沸消毒を行った密閉瓶に煎ったナッツ類を投入し、蜂蜜とレモンの搾り汁を加えます。
④まんべんなく全体的に混ざったのを確認したら冷蔵庫で保管して完成です。

使用するナッツ類は全て無塩のものを使用しましょう。
消費期限は1週間から2週間ですので、その間に必ず使い切ってしまいましょう。
お好みでレモンの搾り汁をラム酒に変更するといつもとは違った香りや味わいが楽しめてオススメです。

ピーナッツはシックハウス症候群の要因となっているホルムアルデヒドを吸収する作用があるため、ピーナッツの殻をミキサーにかけ、粉々に粉砕し、きめ細かな布に包み室内に置いておくと良いと言われています。

ピーナッツは食べるだけではなく、殻の部分まで余すことなく使用出来ますので、まさに万能食品と言えます。
しかし、ピーナッツは栄養価が高いため、大人ならば1日に30粒前後を目安に摂取するようにしましょう。それ以上摂取してしまうと、アレルギーを誘発する危険性があります。